自分で深く考えられない人
歳をとるほど、自分で選択することは経験則であったり、信頼する人や信頼する媒体に依存することが増えませんか?
選択しないことは決定に責任を取れない人を指すこともあります。そうした選択にも関連する考える習慣というのは一朝一夕では身につきません。
そもそも考える習慣がない
そもそもが考える習慣が日頃からないので、いざ肝心なところ決断を下したり、意見を述べると薄い内容であることは多々あります。
なんとなく、これでいいや!とポジティブシンキングで行動できる人もいますが、行動力が伴わない場合に考えることも放棄してしまうと何もしないことと同意です。
答えや結論をすぐに欲しがる
家庭教師という職業柄、関わる生徒さんには一定数ですが結論や答えや、その方法をすぐに知りたがる子が結構います。
アメリカの教育と日本の教育の違い
日本の場合は数学であればまず初めにツール(手段)を紹介します。そしてツールがどのように使えるか例題を見せます。最後にそのツールを使って問題を解決するというのが流れです。
けれどもアメリカの場合は異なります。先に問題を出します。その問題を解決するためにどう考えればいいか、考えさせます(ロジック思考)。そして問題解決のためのツールを自分で選んで、それを用いて解決できるか実験をします。この過程をトライアンドエラーで繰り返し実行します。
どちらが地頭が身につくかというとわかりますよね。
そもそもが問題解決的思考に向かない?
教育の根本の方法が異なるので、染み付いた経験則というのは中々拭えません。
従って、その問題解決に最適なツールを紹介されていない状態で問題・課題に対応しないといけないとなると、思考停止してしまうことも多々あります。
考える習慣というのがないからです。
「考える=広く・深く」 です。
ですので、
学校教育に疑問を投げかけていた学生が大成するパターンも出てきます。今後は特に変化の激しい社会ですので当然のことかと思います。
自分で深く考えられない人というのは元からというよりは幼少期からその習慣がなかった人が該当するのかなと思います。
上記の教育についてですと、例えば親御さんが手を焼きすぎた。などです。
考えないのもリスクがある
自分で深く考えられない人は騙されやすい傾向もあります。
寂しがりで自分で考えないという特徴がある人は特に要注意です。
災害などで最適な判断ができない、自分で考え行動できない場合被害にあうリスクも高くなります。
小さなことから疑問意識を持つことを心がけてみてほしいです。