体外受精を「なぜ」「今」行ったのか 【前編】
クリニックに通いながら不妊治療をはじめて早1年…ずっと気付かないふりをしていた。いや、認めたくなかった…
もしかして、
『私ってば…』
『うちの妻ってば…』←夫
『『自然には妊娠しないんじゃない…!?』』
ということで、ようやく体外受精に進む決心がつきました。
生殖機能×お金×仕事
体外受精に進むだなんて考えは、今年の2月ごろまでは頭のどの片隅にもありませんでした。
6回の人工授精が不発に終わった以外に、ステップアップへの重い腰が上がった理由は他に2つあります。
・給付金20万円が手に入る
・コロナの影響で職場の業務内容がやや抑えられた働き方になった
早い話が、『お金に余裕が生まれて、かつ、仕事がより休みやすくなった(主観)』ということです。
この2つともがなければ、もう少し人工授精を続けていたと思います。
そしてやはりうまくいかず、開き直って『アタシもう妊活やーめた』とふんぞり返っていたかもしれません。
妊娠する時期としては適切でないかもしれませんが、不妊治療の活動をする時期としてはベストだと思いました。
仕事については、通常運転でないからこそ休みやすくなっている空気感を勝手に感じていました。
実際に小さなお子さんがいる職場のママさんたちは、休校中の子どもの子守をするために休むことが多くなっていました。
『今の時期は休んでも仕方ないよね』
この空気を敏感に感じとった私です。
『子どもがいて休むなら、これから子どもを持とうとしている私も休んでいいでしょうが!(拡大解釈の極み)』
という強い気持ちでいました。
どんどん休んでいこう!そうしよう!
私の妊娠への道すじ
※まだ妊娠してないです
・新コロの影響を考え、現在クリニックでは新鮮胚移植を基本は行なっていない
・子宮筋腫がいくつもある、しかも左の卵巣の前にもある
この背景を理由に、私が妊娠するまでの道のりは下のようになりました。
①右の卵巣からのみ採卵し、体外受精をおこなったあとで胚盤胞を培養し凍結保存する
②子宮筋腫の手術をする
③数ヶ月子宮や卵巣を休ませる。そしておそらくコロナも落ち着いている(希望的観測)
④凍結胚を移植する
⑤妊娠
長い道のりです。うまくいっても最短で秋に移植です。
なのでまずは採卵し、胚盤胞を凍結保存することを目標にしました。
肥満を無視して体外受精
人工授精を繰り返し行った2つ目のクリニックに紹介状を書いてもらい、今年の4月末には体外受精専門クリニックの門下生となりました。
ついに私の生活の一部に体外受精が組み込まれることとなったのです。
この頃、肥満であり高脂血症の気がある事実を都合よく無視して、妊娠できないのは「なんだかんだ子宮筋腫が邪魔してるんだろうな〜」くらいの気持ちでいました。
1年前のAMH(卵子の残存数の予想値)で3.6と年齢相応だったので、今すぐに卵子が枯渇するわけではないと余裕を吹かせていた部分もあります。
2年前の結婚式から順調にウェイトを上げてきた私は、夫よりも現在は13キロほど、より強力に重力を感じる仕上がりとなりました。ちなみに夫はひょろ長いです。
だからといって特にダイエットをするわけでもなく、高度不妊治療にほぼ丸投げした形で体外受精準備周期がついにスタートしました。
この腐れ根性がいけなかった。
つづきます。