マル激トーク・オン・ディマンド(第1111回)について
マル激トーク・オン・ディマンド(第1111回)では、山上徹也容疑者について、下記のように語っていた。このことに関してのみ、郷原氏の番組との関連で書いてみます。
「今回安倍元首相を銃撃した山上徹也容疑者も、統一教会系の団体の集会に安倍氏がビデオメッセージを寄せていたことを知り、教団に対する怒りの矛先を安倍氏に向けることになったと供述しているようだ。」
一方、先日、郷原氏の番組で、旧統一教会問題を長年追及してきた鈴木エイト氏は、「私が、驚いたのは、安倍元首相は、高を括ったのか、当日だけの限定的な配信のビデオメッセージとはいえ、統一教会との関係性を、堂々とビデオで流して、隠さなくなったことです。」という主旨のことを述べていた。
そのビデオメッセージを観た山上容疑者は、同様な感想を持ったのではということも述べていた。それを聴いて、当方も、なるほど、と思った。
今では、凍結された山上のツイッターでは、過去のある時点まで、必ずしも安倍元首相に対して、敵対的ではなく、むしろ統一教会と安倍元首相を同一視するのは、彼には失礼なことだと、かばっていたぐらいだった。
ところが、このビデオメッセージを見せつけられた時点からは、変わったのではと思える。山上容疑者にとっては、敵は旧統一教会ではあるが、こうして広告塔の役割を、あからさまに、みせつけられたのでは、統一教会と安倍元首相は一体であると判断しても、突飛なことではない、と思った。もし、そうだとすれば、これが、犯行の動機だと見立てる可能性はゼロではない、ということで、山上容疑者の供述には信憑性があることとなる。
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