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【観劇記録】 ディミトリ 新人公演

配信で観ました!今回ギオルギ王とジャラルッディーンの2人がキャラクターとして大好きなので(笑)2人のことばかり考えていたので感想が偏ってしまいそうですが、メモを書き起こしてみます。

天飛華音くんのディミトリ

今回の華音さんは普段の元気で明るいイメージは封印していて、終始儚げな雰囲気でした。礼さんのディミトリよりも更に、自分の居場所がなくてもがき苦しんでいる繊細な青年に見えました。また、最後の挨拶が素晴らしくて心に残るご挨拶でした。新人公演卒業おめでとうございます!!
No day, but Today 素敵な言葉に出会えて嬉しいです。心に刻みます。

藍羽ひよりちゃんのルスダン

大劇場の新公に行かれた方のレポを見て楽しみにしていました。
佇まいに品があって、雰囲気が落ち着いていて、上級生の娘役さんが持っているような色気があって唯一無二だな〜!と思いました。
少女→女王→女(ミヘイルのシーン)→女王の演じ分けが上手すぎて凄かったです。まだお若いのに!!特にミヘイルのシーンで、旦那に裏切られた(と勘違いしている)状況も相まって、一気に女王としての威厳のようなものが崩れ落ちる感じが物凄く良かったです。「女」だな〜〜!と思いました。
声の圧や台詞回しの緩急が凄くお上手で画面越しに心が震えました。

稀惺かずとくんのアヴァク・ザカリアン

仕事熱心な宰相でした。必死すぎてこうなってしまった、という枠に収めるお役のアプローチで、引っかかることなくスッと入ってくる感じで納得出来るというか。ありちゃんのアヴァクほどの嫌な感じや拗らせて屈折した感じは無かったです笑
稀惺くんはポカポカなお日様みたいなイメージを勝手に抱いているのですが、誠実そうなアヴァクは稀惺くんらしくて素敵だなと思いました。

大希颯くんのジャラルッディーン

大希くんはベアタ・ベタトリクスでのモリス役が印象的で、ジャラル様似合うだろうな!!と1人で勝手に舞い上がり、楽しみにしていました。お顔は爽やかイケメンなのに、ドシッとした存在感があって素敵だったんですよね。極美くんと同じくらいの学年かな?と思ったら、105期なのも驚きでした。
 私、ジャラル様が登場するときの曲「帝王がいる限り国は滅びぬ」が大好きで毎回最高にワクワクするのですが、大希くんもThe 帝王!な強面で厳かに歌い上げられていてかっこよかったです。ディミトリを助けに来て初めて顔を合わせるシーンはそもそも、そんなことあるか!というかっこ良すぎるシチュエーション。荘厳とした雰囲気を醸し出しているのに、ディミトリを見る瞳が少年のようにキラキラしていて最高でした。ディミトリに出会えて本当に嬉しそう。まるで恋に落ちたみたいでその後のナサウィーのセリフの説得力が増してました。面食いだものね、ジャラル様。

碧音斗和くんのギオルギ王

 賢くて優等生な若い王でした。歌がとってもとってもお上手でした!!
私ギオルギ王って「若い王」であることがキモだと思っていて。威厳があって完璧なお爺ちゃん王様とは違うよなと。ディミトリにとってギオルギ王は理想で憧れの存在として描かれているし、もちろん素晴らしい王だったと思うのですが、カリスマ性があった分、欠落した部分や未熟な部分もあったと思うんです。若くして死んでしまったが故に継承の準備が出来なかったことが、その後のジョージアの悲劇にしっかり繋がってきますし。アヴァクがあれだけ愛を拗らせたのも何か特別な理由があるのかな〜と、、人って欠けたところがない人のことを拗らせるほど好きにはならないと思うんですよね。原作に詳しく彼の人柄や様々なエピソードが書かれていたから余計そう思うのかもしれないですが。
 本役のあかさんはお顔が童顔なのが若い王であることにぴったりハマってる!と個人的に感じていて、お衣装豪華で威厳はあるけど若い!という塩梅が良いな〜〜と。碧音くんは大人っぽいお顔立ちをされているのでどんなギオルギ王になるのだろうと思っていたのですが、聡明で優等生で国のために頑張ってる若い王!という感じで素敵でした。学級委員みたいな真っ直ぐで頑張り屋さんで若いみたいな感じ、逆に脆いところもありそうな感じ。なんなんでしょうあの魅力。

おわりに

 ご贔屓の感想あるかなと思って開いたのに無かった方、もしいらしたら申し訳ございません。1回見ただけだと一部の記憶しかなく、全体の記憶すら残っていなくて、、なんとかしたい…
 タカラジェンヌはフェアリーですが、新人公演と聞くとどうしても同世代!と思ってしまいます。私自身もコロナの影響で思うような大学生活を送れず悔しい思いをしましたが、芸事にある種「賭け」な人生選択をしている彼女たちのやるせない思いは比べものにならないものだろうと、休演になる度に想像します。
 宝塚を好きになっていつも救われているのに、私は何も出来なくて無力さに嫌気が差します。でも、華音さんのご挨拶を聞いて、今の自分の人生をきちんと生きるしかないのだなとまた励まされてしまいました。宝塚が好きで良かった、星組が好きで良かったなと心がいっぱいです。
 毎日を大切に、自分の人生をきちんと生き続けたら、またコロナのようなことが起きた時に好きな人達を守れるようになれるのでしょうか。
 ここまで拙い文章を読んでくださりありがとうございました。ではまた。


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