Roots and Routes Vol.5 インタビュー 柏田滉太さん - 将来に悩める若者たちへ!

サムネ修正


はじめに

Roots and Routesプロジェクトは、今を生きる社会人の人生のRoots(ルーツ)を探ることで、これから進路選択をしていく学生のRoutes(道)のヒントを提供したいという思いで始まった、HLABの新プロジェクトです。 “人生選択”に悩まされる私たちの同年代の人たちの一つの道標になるような記事をみなさんにお届けします。

今回のインタビュアーは、HLAB大学生運営委員の川上紗英と谷悠太で、
柏田滉太さんにお話を伺います。

柏田滉太さん
はじめまして、柏田滉太と申します。福岡県北九州市出身の29歳、現在は多拠点コリビングサービスの開発、運営などを行っています。いわゆる”普通”の学生だった私が、HLABにインタビューしていただけること、非常にうれしく思います。片田舎の学生が野球や海外、HLABや社会に触れ、何を軸に選択をしてきたのか。記事を読んでくださった誰かのためになればうれしいです。

見所
今回は、柏田さんの現在のキャリアや価値観に、海外経験や環境変化がいかにして結びついてきたのかを伺います。最後に進路選択に悩む読者の皆さんへのメッセージもいただいたので、ぜひご覧ください! 

まずは、柏田さんのお人柄を読者の皆さんにお伝えするために、カジュアルな質問をアイスブレイクとしてさせていただきます!

Icebreaker Questions
一番使うSNSは?
→ 「twitter。主に、情報収集に使っています。」

福岡県のおすすめの場所は?
→ 「地元小倉と博多〜六本松エリアですかね。かなり広い範囲ですが(笑)、とにかく美味しいお店がたくさんあります。」

最近一番感動した映画は?
→ 「最近だと『劇場』ですかね。 人によって見解が異なる、余韻が残る映画が好きです。」

無人島に何か1つ持っていくとしたら何?
→ 「釣竿。ぼーっとしている時間と釣れた時の感触が好きです。」

自分を動物に例えるなら?
→ 「外見だとカワウソや秋田犬と言われることが多いですね(苦笑)。内面はカメレオン?老若男女、国籍問わず、割と誰でも仲良くできるタイプだと思います。」

一人旅か友達と旅行、好きなのはどっち?
→ 「友達とですかね。旅行中はもちろん、旅行後も想い出をシェアできるところが好きです。」

今まで行った国の中で、大学生におすすめのところは?
→ 「好きなのはアメリカとラオス。アメリカは文字通り1人1人が”自由”な感じが好きです。ラオスは本当に何もない土地なのですが、人間味が溢れているというか、隣人と楽しみながら暮らす様子がとても印象に残っています。」

この世で一番怖いものorことは?
→ 「大切な人たちが亡くなることですかね。あまり自分のためには頑張れないタイプなので。」

明日地球が破壊します。最後に何をする?
→ 「家族や大切な人たちと、大好きな餃子をつつきながら思い出に花を咲かせたいです(笑)。」

ボーダーレスな社会をつくりたい

ー紗英:先日転職なさったということでしたが、柏田さんはどの事業を担当していらっしゃるのでしょうか?

月額2.5万円で全国の拠点どこにでも住めるという多拠点コリビングサービスを提供しており、今は伊豆下田拠点にいます。下田は漁師町で、現在使用している拠点は漁師の方々が使われていた四階建ての施設をリノベーションして活用しています。

ー紗英:わかりやすいご説明、ありがとうございます。広告代理店、人材ベンチャーを経ての転職ということですが、現在の会社で働こうと思った経緯や想いを教えていただけますか?

ちょっと抽象的な表現になりますが、ボーダーレスな社会をつくりたいと思い今の会社に進むことを決意しました。国籍や性別、出身地や年齢に縛られない、誰でも挑戦できる、誰もがありのままでいられるような社会をつくりたいという想いがあります。

ー紗英:ボーダーレスな社会をつくりたいと思われたきっかけはありますか?

20歳の時に外国籍の方とお付き合いしていたことが1番のきっかけだと思います(笑)。詳細は割愛しますが、メディアなどを介した情報のみで外国籍の方を判断する風潮があり、その風潮に違和感を覚えたのがきっかけです。みんなが多様な価値に触れられる社会になればいいなと思いました。「じゃあ、どうしたら?」と考えた時に、とにかく触れる機会を創ることが大切だと思い、大学院生のときにHLABに参加させていただきました。学生時代は他にもTABIPPOという旅や海外経験の良さを広めている会社でインターンをさせていただき、福岡のイベント事業の立ち上げなども経験させてもらいました。どちらも海外に触れる人が増えれば増えるほど偏見のないボーダーレスな社会になると思ったからです。HLABに参加し、高校生の方と触れるなかで、改めて若いうちから多様な価値観に触れておくことの重要性を感じました。

卒業後は大手WEB広告代理店に入社し、企業のWEB広告を担当させていただきました。WEB広告代理店を選択した理由は、①届ける手段を勉強したかった②1年目から色々なことにチャレンジできる環境を欲していた③「この人のようになりたい。この人と働きたい」と思える方に出会えたからです。

広告代理店で約2年間働かせていただいたタイミングで、海外経験のある方を対象とした人材サービスの立ち上げメンバーとしてのお誘いをいただき、転職を決意しました。転職後は新規事業と経営企画部の立ち上げを経験させてもらいました。

今回の転職は「コロナによるサービスの休止」が1番の理由になります。色々な企業の方とお話させていただく中で、今の会社を選んだのは「様々な人に、選択肢を広げることができる」、そう思ったからです。僕の少ない経験ではありますが、選択肢の多さが人を豊かにするのかなと考えていて。(それぞれの会社の方針によるところもありますが)今提供しているサービスは全国各地で暮らし、生活ができるようになっています。様々な人が様々な場所で働くことで、そこに様々な出会いが生まれる。本来出会わなかった者
同士の出会いが生まれることは、ある種海外に行くことと一緒だと思っています。異世界に触れ、たくさんの選択肢を知ったうえで選択することが幸せになる1つの秘訣だと思っています。


長年続けていた野球を「辞める」という決断が人生の選択肢を広げた

ー紗英:では、柏田さんの【人生を通して欠かせない3つの経験】を教えてください。

野球をやめたことかなと思います。小学校から高校の終わりまで約10年間野球をやっていました。小学校は九州大会優勝、中学で全国出場など、結構本格的に取り組んでいました。この野球をやめるという決断がなければ、19歳のときに初めて海外に行ったという転機はなかったと思います。

ー紗英:継続していたことをやめるって勇気がいることだと思うのですが、やめることをどのように捉えていましたか?

実は、小さい頃はプロ野球選手になりたかったんですよね。中学の時に硬式のクラブチームに入って、自分達の代で全国大会に出場することができました。当時のチームメイトからプロ野球選手が出るくらいのところで野球をしていたのですが、現在もプロとして活躍されてる先輩を見て「プロになる人ってこういう人なのか」と。当時、若干13歳ながらに感じたことを記憶しています。極めることはもちろん大事だと思うのですが、スポーツでご飯を食べるのは難しいと判断したこと、好奇心旺盛で勉強も嫌いではなかったこともあり、進学校に進む決断をしました。そういう意味では、15歳のときに1度辞めてるかもしれませんね(苦笑)。

ー紗英:なるほど、野球をやめたからこそ海外に行くなど新しい選択肢が生まれたのですね。

そうですね、結果的にはポジティブに捉えています。

ー紗英:そうなのですね。大学時代での欠かせない経験はありますか?

初めにお話した外国籍の方との恋愛ですかね。また、ちょうど同じ年に2012年に祖父をなくしたことが大きかったかもしれないです。身近な人の死を身をもって経験しました。

ー紗英:社会人になってからはどうでしたか?

今回のコロナですかね。自分の大事なものに向き合う時間になりました。あとは新卒で入った広告代理店での経験ですね。長男気質と言いますか、人に頼るのが苦手で、全て自分でやらなければならないと思ってしまうところがあり、何もかも自分でやろうとした結果、身体に不調をきたしてしまいました(苦笑)。その経験を経て、特に仕事は、できないことを自分1人で解決しようとするのではなく、できる人に助けを借りることの重要性を感じましたね。

ー紗英:広告代理店での辛い経験を通して、人に頼ることができるようになったんですね。

そうですね。また、お客様に価値を提供するにあたり、お客様にとっては、自分のできる・できないは不要。とにかく会社として最大限の価値を提供することに自分自身の価値を置くことができるようになりました。いい意味で、不要なプライドを捨てることができたと思います。

「肩書」ではなく、「自分の名前」で勝負する

ー紗英:今まで柏田さんの経験についてお伺いしてきましたが、柏田さんの【価値観や大事にしていること、モチベーション】についてお聞かせください。

自分が兄のように慕う方が使われている言葉の抜粋になりますが「好きな時に、好きな人たちと、好きな場所で、好きなことをする」という価値観をもとに、それを実現できる自分になるというのモチベーションにしています。あとは、すごくシンプルですが、目の前の人を幸せにしたい。偶然が重なり出会えたのなら、欲張りですが、家族も恋人も、友人もお客様も。関わる人全員を幸せにしたいと思っています(笑)。これからも大切な人達を大切にできる自分でありたいと思うので、常にチャレンジャーで居続けたいですね。私は最後の日が自分史上最強でありたいと思っています(笑)。

ー紗英:なるほど、亡くなったときにどういう人だったって言われたいとかありますか?

「他人に対し、真摯で、いつも楽しそうな人だったね。」とか言われると最高の褒め言葉かもしれません(笑)。 出会った方々の味方でいたいですね、ずっと。

自分を動かしているのは好きな人を守れなかったというコンプレックスだと思っています。亡くなった祖父も、冒頭お話させていただいた外国籍の彼女も。もう後悔したくないので、何かの時に守ってあげられるような人になりたいです。

ー紗英:少し戻りますが、老若男女の方々と良い関係を築けていく秘訣はありますか?

相手がどう思われてるのかを抜きにすると(笑)、素の自分でいること。その人自身のことを見ることですかね。私自身、初対面の人とお会いする時には、芸能人、社長さん、おじいちゃんおばあちゃん、先輩、後輩とかそういう肩書を見る前にその人を見るように心がけています。また、前提として、私も素の自分でいるよう努めています。ケースバイケースですが、そのように心がけることで「こう振る舞わなければいけない」みたいな心理的ハードルを下げ、素で繋がれる気がします。

ー紗英:人って肩書で第一印象をもってしまうことが多いと思うのですが、柏田さんが人を人で見ることができているのは何故なのでしょう?

1つ目として、海外に行って宗教や価値観に対する考え方の多様性に触れたことは大きいと思います。2つ目は、学生時代に海外インターンをさせてもらったことです。メンターの方が「自分という名前のブランドをつくれ」ということをすごく言っていたのが印象的ですね。日本だと例えば○○大学の誰誰ですとか○○会社で働いている誰誰ですとか、肩書が最初にくるじゃないですか。一方向こうの方々は最初に名前がきて、その後に「俺がgoogle支えてんだぜ」という風に主語が自分なのがすごく良いと感じました。僕も、誰かとお会いした際、会社とかよりも人として「この人楽しいなあ」とか「学べそうだな」みたいな感じで、所属よりも個人を見ていただけるとうれしいですね。

ー悠太:「自分という名前のブランドをつくれ」とおっしゃっていましたがその通りだなと思いました。僕も「30歳までにお前にしかできないことを何かつくれ」と言われたことがあります。若い人のほうが時間もエネルギーもあって、チャンスも巡っていくと思うのですが、「自分という名のブランドをつくれ」ということについてもう少し伺いたいです。

若いから必ずしもエネルギッシュってわけでもないと思うんですよ。むしろ第一線で活躍されてる方とかめちゃくちゃエネルギッシュだなと思います。若さだけで戦わなければならないのならどんどん衰退する一方だと思っています。頭を使ったりとか、お金を使ったり、これまで培った経験を利用したりと、年齢相応の戦い方があると思っています。「若いからすごいよね」、「大学生なのにしっかりしてるね」とか言われるのは自分を見てくれていない感じがして嫌じゃないですか?(笑)若い人もだれでも、頑張っている人に年齢はない気がします。自分の人生を生きるうえで、他人の物差しはそこまで重要ではないかなというのが僕の考え方かもしれないですね。ケンタッキーのカーネルサンダースとか65歳でスタートしてるんですよ(笑)。 勝手に自分で枠を作りそこに捉われているだけだなと、歴史的な偉人の方々を見てても思います。

「楽しい」という感情に素直に生きていく

ー紗英:若い世代に向けてのアドバイスとしてお聞きしたいのですが、【学生時代にやったことで現在のキャリアや人生に役立った・またはやってみたけど役立たなかった】と思うことはありますか?

やってみて要らなかったことはないかな。あるとしたら他人の目を気にすることですね。繰り返しにはなりますが、肩書などは極論気にしなくていいんじゃないかなと思います。例えば勉強ができるというのも1つの個性だと思うし、絵が書けるというのも1つの個性で。自分の土俵をつくるのがすごい大事だと思っています。やったほうがいいこととしては、やりたいことをやる!に尽きます。あとは行動したら振り返ることが大事かなと思います。

ー紗英:具体的にどういう風に振り返りをしていらっしゃるのですか?

毎日日記をつけています。大学生の時からつけているので7年くらいですかね。時間の使い方も年々気にするようになりました。全員を幸せにしたい!とは言ったものの時間には限りがあるので、必然的に優先順位をつけなくちゃいけないので。漠然とした感情も記しています。こういう感情抱いたなあとか、楽しいなあとか、よくわかんないなあ、とか、何でもいいんです。何でそうやって思ったんだろうということを振り返るのがすごく大事だと思います。自分の無意識的に抱いている感情の起伏を言語化することで、自分自身で意図してその感情を作り出せるとおもっています。自分が今まで居心地がよかったコミュニティってどういう共通点があるんだろう、自分の夢をもって努力している人たちが多いのかみたいな。だったらそういう人たちが集まる環境を自分で選んでいけばいいんだなと思います。感情と、その感情を抱いた理由を言語化することが大事だと思います。

ー紗英:就活で多くの人が始める自己分析を前から日常的になさっていたという感じですかね。

そうですね。しっかりやり始めたのは就活前とかですが、日々変化するものなので定期的にやるようにしています。日々の違和感はどこからくるんだろうとか考えてますね。自分の感情のパターンを知ってると、決断するための1個のヒントになるかなと思います。

ー悠太:やりたいことがない人って結構いるかなと思っているのですが、大学時代は何を「やりたい!」と強く思っていたのですか?

ちゃんとやりたいことはなかったですよ。ただ楽しく生きられたらいいなという感じでした。ただ、やりたいことがないからこそ、少しでも楽しそうだと思ったところにめちゃめちゃ食いついていきました。とにかく行動して、例えば東京に夜行バスで行って、楽しそうだと思ったベンチャーの社長さんに会ってみるとか。そういうことの積み重ねでしたね。それと僕の場合失恋という転機もあったので(笑)。 そういうのが上手く混ざってきて、ようやく合致した感じがありますね。やりたいことがないことは全く悪いことではないと思います。楽しいとか好きっていう感情は絶対あると思うので、それに従っていった結果、今に至ったという感じです。

ー悠太:少し話が変わりますが、どうして大学院に行ったのですか?

1年間アメリカに行ったのが大学4年のときだったんですね。アメリカの学生と勉強させてもらって、めちゃくちゃ勉強するじゃん君たち!みたいな(笑)。当時全然英語が話せなかったのですが、同じアジア圏からきている留学は、同じく第二言語なのに英語を流暢に話されていて。世界って超広いなと肌で感じました。自分がもっと話せるようになれば、できることが増えたら、もっと楽しい世界が待っているんだなと思い大学院に行きました。

ー悠太:そうなのですね。周りはもう就活ですよね?

そうですね。その辺、19歳くらいから関わる人も変わってきて色々な選択肢を知ったんですよ。休学や起業をしている人もいれば、留学している人もいる。そういう選択肢を知って、周りが就活っていうサンプル1だけではなかった。周りの環境が決断できた1つの理由かもしれないですね。

「壁」は避けて通るという選択肢もあってもいい

ー紗英:【今までの人生で何か壁にぶつかったことはありましたか?】

そうですね。今質問を聞いた時、壁っていうのはなかったかなと思いましたね。もちろん辛いことはめちゃくちゃあるんです。けれど、結局振り返ると全部意味のあるものだったと思います。むしろラッキーだったと今は捉えています。あとは壁と思うことに必ずしも立ち向かう必要もないのかなと。どうしても辛い状況にぶつかることがあれば、避けて通るという選択肢もあってもいいと思いますよ。

ー紗英:なるほど。障壁にぶつかったときに、これは乗り越えよう、これは避けようみたいな判断軸はありますか?

障壁って2つあると思っていて、1つ目はやりたくないけどやらなくてはいけないもの。2つ目は、やりたいことをやっているときにぶつかるものですね。1つ目はわざわざそこにぶち当たる必要はないと思っています。物理がめちゃめちゃ得意な人に、国語をやらせても苦痛でしかないと思うので「得意の物理で勝負します」でいいと思うんです。学生さんであればセンター試験で痛い目に合わないよう、最低限努力する必要はあると思いますが(苦笑)。2つ目に関しては、やりたいことをやる中で細かいストレスや頑張らなきゃいけないことはあると思うのですが、それが壁という感覚は全くないです。結果的に乗り越えられる前提で試行錯誤しているので、壁というか、過程という感覚です。ビジネスのシーンでもよく言われるんですが、目的はゴールに到達することで、法に触れること以外であれば、手段はなんでもいいと思います。

「それは本当にやりたいことなのか?」を今一度問う

ー紗英:【今の人生で満足していること、このままキープしたいと思っていること】は何ですか?

極端な話、僕いつでも明日死んでもいいなと思っています。これまで約30年間振り返ると超幸せだったなと思える自分には満足しているかもしれないですね。クサい表現ですが、自分の人生という物語はすごく楽しかったので、そういう日々がこれからも続いていけば幸せだなと思います。続いていったら幸せだし、続けていくために日々挑戦、変化していかなければいけないなと思います。

ー紗英:常に幸せのピークでいるために意識していることってありますか?

健康管理ですね。食事に気を使ったり、ジムに行ったりしています。身体の調子がいいと心も健康です。

ー紗英:逆に、【今の人生で不満に思っていることや変えていきたいこと】はありますか?

沢山あります(苦笑)。
理想と自分の現状にいつも乖離があるので、自分自身に対しての不満があります。自分の人生には満足してるけど、自分には常に不満足ですね。

ー紗英:柏田さんのありたい自分の像はどういうものなのでしょうか?

例えば、ビル・ゲイツさんとかですかね。今回のコロナで早急に寄付するってかっこいいですよね。やりたいことをやりたいときに自分でやれる人でいたいなと思います。必要時にマスクを中国から大量に取り寄せる孫さんもダイナミックだなあと思いますし。たくさんの人々を幸せにしていますよね。

ー紗英:なるほど。最後に、進路選択に悩む読者の皆様に何か一言お願いします!

やりたいことをやる。やれない言い訳が浮かぶのなら、それは本当にやりたいことなのか、一度立ち止まって自分に聞いてみる。やりたいことが見つかれば、恥ずかしがらず周囲に伝える。きっと共感、応援してくれる人に出会えると思います。

ー紗英:声を上げてみるのは大事ですよね。

そうですね。発信することは大事で、やりたいことをやっていたら出会うべき人に出会うと思うので、そこからはめちゃめちゃ楽しくなると思います。

まとめ

今回のインタビューでは、長年続けていた野球を辞めるという決断をしてから、柏田さんが海外経験や転職を通じて、どのように幸せのピークを更新することができているのかを伺うことができました。柏田さんの「壁」の捉え方や、「自分の名前というブランドをつくる」という考え方が、これから人生やキャリアを歩んでいく読者の皆さまの参考になることを願っています!

柏田さん ご経歴

九州大学大学院経済学府卒業。大手WEB広告代理店、人材系ベンチャーを経て、現職。

おわりに


Roots and Routes では、今を生きる社会人の多様なバックグラウンドを共通の質問を軸に紐解いていますので、他の記事と読み比べて対照実験的に楽しんでみてはいかがでしょうか。
また、みなさんの「わからない」に対するヒントを見つけることができる記事にしていくために、こちらのフォームからフィードバック・特集してほしい人物を募集しています。
コロナ禍で先行きが不透明な世の中だからこそ、読者の皆さんに寄り添った記事にしていきたいと思います。どうぞこれからもお楽しみに!

https://h-lab.co/

今回のインタビュアー

谷悠太
慶應義塾大学3年、専攻は医学。
去年からHLABに関わっており、現在大学生メンターの研修の設計を担当している。
HLABのおかげで、公教育にめちゃめちゃ興味が出て、教育に燃えはじめようとしているところです(笑)。

川上紗英
慶應義塾大学3年、専攻は移民/難民の政治学。
HLABでは小布施(長野県)のプログラム室で企画運営を担当。
最近はヨガとキックボクシングにハマっています(笑)。


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