HLAB Alumni Interview #1-4 山谷渓さん
HLABは2011年以来、高校生、そして大学生の多くの参加者が、各々のフィールドで活躍しています。
今回は、HLAB Aluminiにインタビューをしていく企画の第一弾として、2011年参加者の山谷渓さんのインタビューを掲載します。
インタビューが盛りだくさんになりすぎましたので、4回に分けてお送りしてまいります。(前回までの記事はこちら:第1回 / 第2回 / 第3回)
第4回であり、最終回でもある今回は、HLABをきっかけに出会った友人との交流や、HLAB2011の思い出について語っていただきました。
小林:山谷さんについて、僕が覚えてるのはまだみんなが1年生の時に、今一緒に住んでる楠君っていうハーバードの後輩がいて、僕が5年目かなんかでまだ大学に残っていた時に、HLABをそれこそ一緒にやってたような子達と一緒にハーバード遊びに来てたよね?あれいつだっけ、10月とかだったと思うんだけど。大学入った直後かな?
山谷さん:たしか、ハロウィンの週末で。
小林:あの代、仲よかったもんね。
山谷さん:そうですね。HLAB 2011を機に知った人もいましたし、海外の大学に興味があるというコミュニティって結構小さいので、高校生のうちも色々と会うことが多くて、同期で仲の良い人がたくさんいて。
で、ハーバードに行ったのは確か1回だけだったんですけど、ちょっと遠いので笑
ー遠いですよね笑
山谷さん:でもその後も似たようなメンツで、例えばNYで、毎年1~2回くらいは会ったりとかしてて。だからその時に出会った友達とは今も交流があります。最近、ちょっと西に行っちゃってから会ってないけど…。
でも、林ゆきのところに。林ゆきは高校も一緒だったから、HLABの繋がりとは言えないけど、彼女もHLABの1期だったということもあり、彼女のが今年働いて住んでいる、サンディエゴに、3月に3日くらいかけて遊びに行きました。
小林:HLAB参加したからどうかとかじゃなくて、だいたいそのあたりってゆるっと海外に行く人とかも含めて繋がるところあるもんね。
山谷さん:でも、HLABで繋がった人もその時、例えば野村くんとかいるし。野村くんは結構個人的に好きなんですけど私は笑
あと、必ずしもなんか高校生の時にいわゆる「意識高い」とか言われたようなそういうタイプの人だけでなくて、色々な人がいたのがよかったと思っていて。なんかやっぱり「みんなと違うことをやるけどそれをちゃんとやり通す人ってすごいな」って思って。
ー特に1年目は色々カオスだったと思うから、よく参加してくれたなと思うけど…。なんかすごい覚えてる事とかってある?私はあの7日間とか、全てが曇ってて曇ってて…「楽しかった」って事しか覚えてないんだけど、何か覚えてることとかってあったりする?
小林:そもそもなんで参加しようと思ったの?
山谷さん:そもそも渋谷幕張っていう海外に目が向いている学校にいた事もあって、高校でポスターを見たと思うんですけど、海外の大学に行く事にも興味があったし、そういう人と知り合うことが魅力的だったし、企画の内容も面白そうだし、そういう事をふまえて行きたいなって思いました。
でも、実際に参加してみると、それ以上にそのコミュニティがすごくて。1年目で同期だった人たちがすごくみんな結構面白い人たちばかりで、その後もなんども会ったりとかしているので…
「この企画が特に印象に残ってる」みたいなのは…。横山さんの自己分析WSがあったと思うんですけど、その時にペアを組んで色々相手と話をしてから、「相手の長所と短所を良いなさい」みたいな時があって、その時ペアだったと男の子(その後あまり会ってないから、名前は覚えてないんですけど)が、私の長所を「3分間ずっと喋り続けられる事」って言ってて(笑)
小林:ははは(爆笑)
山谷さん:それだけは印象に残りました(笑)
小林:「それ長所なのか?」みたいな笑
山谷さん:「それは長所じゃないな」って(笑)
小林:横山さんもよく言ってるけど、結局何も覚えてないかもしれないけど、終わった後になんだかんだたまに会うという、きっかけができた事が重要なのかもしれませんね。
ちなみに、今でも連絡取ってる子とかっている?特にアメリカの大学行くと、日本の大学の子とか接点なくなるじゃない?たまにしか帰ってこれないし。
山谷さん:主に連絡を取ってるのは海外に進学した勢が多いと思うんですけど、野村くんもそうだし。NYで会ってたような人たち。
でも、帰って来てからも、HLABの同窓会みたいなのは来たりしてたのでそういう時にちょくちょく会ったりしてます。
小林:海外行った人の中でもコミュニケーションとれる機会は、個人的にあったらよかったなって思っていました。同期で学部で留学したの誰も知らなかったから、そう思ってたんだけど。そういう人たちと時たま馬鹿話するのも、役に立ったとかではないだろうけど、なんか「助かったなあ」みたいなのある?
山谷さん:そうですね。結構あると思います。特に1,2年のうちは慣れなくて、やっぱりいきなり誰も知らない所に行って何ヶ月か過ごすのは心理的に少し辛いので…。
小林:言語の問題ではないよね。だって英語的には全く問題はなかったと思うんだけどさ。
山谷さん:そうですね。言語の問題ではないけど…誰も知らない人とずっと過ごせって言われると疲れるじゃないですか?疲れるしちょっと寂しくなるから。
そういう意味で、同期で留学している友達と会って、それこそハーバード遊びに行ったりしてみて、「遊びに行ける人がいてすごい良かったな」という感じです。
ーそれこそ、山谷さんもそうだし、HLAB 1期生で学部進学してその後Ph.D行く子とか何人かいる印象なんだけど、みんなでお互いの研究の話とかはするの?
山谷さん:分野とかはなんとなく知ってるんですけど、具体的に何をしているか?っていうのはあまり…。そっちメインではなく「カジュアル」な、就活の話とか。
小林:ちなみに、溢れんばかりの発生に対する愛みたいなものって誰に話すの?PhDの難しい所って話す人いないじゃない?それは研究室の中でひたすら語るの?それとも外の世界の人たちと研究の話とかってするの?
山谷さん:聞かれればするけど、ちょっと引かれるかなって思ってあんまりしてないです(笑)
ーHLABを検討している高校生にメッセージとかあれば。
山谷さん:今と昔でどう違うのかわからないのですが、全国から面白い高校生が集まって来て、7日間も一緒に寝泊まりすれば「こんな事考えてるんだ」って、誰と話しても感心した覚えがあるので良い機会になったと思ってます。
ーおすすめの本はありますか?
山谷さん:最近読書してないんですよね。個人的には今年ノーベル賞をとったKazuo Ishiguroの小説がすごい好きで、何冊か読んでないのはあるものの、ほぼ全冊読んだんですけど、彼の小説はすごい好きです。
また、今読んでる本が面白いです!Yuval Noah HarariのSapiens(サピエンス全史)を2018年クリスマスにプレゼントでもらいましたが超面白いのでオススメです。
ーありがとうございました。
山谷さんのインタビューは以上です。お楽しみいただけたでしょうか!?これからもAlumni Interviewは続けていければと思いますので、次回を楽しみにしていただければと思います!