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HLAB×シュワルツマン・スカラーズ(清華大学修士奨学金プログラム) 開催レポート
2020年5月23日に、HLABとシュワルツマン・スカラーズ共催で、”The Power of this Generation: Pathways to Leadership”と題したオンラインイベントを行いました。合計で80名近くの参加者が集まり、スカラーを交えたパネルディスカッションという形式で行い、大盛況の会となりました。
シュワルツマン・スカラーズは、21世紀の地政学的なニーズに応えるべく設立された初の奨学金で、中国と世界の架け橋となる若手リーダーの育成を目的としています。
人的交流の「ハブ」としてのコミュニティであるHLAB。2018年からシュワルツマン・スカラーズの広報協力のパートナーであることに加え、2019年、HLABアラムナイが初めて奨学生として選出されました。今回の年次共催イベントは、さらに世界と日本の「ハブ」としての可能性を広げる機会となりました。
”The Power of this Generation: Pathways to Leadership”
今回のイベントでは、コロナ禍の今だから見えてきた未来のリーダー像について、奨学生によるプログラムでの学びの共有や、清華大学での生活の様子など様々なテーマを取り上げました。
HLAB代表の小林 亮介がパネリストとして、スタッフの水上 友理恵がファシリテーターとして登壇し、4人の奨学生と一緒に経験を共有・議論したり、参加者からの数々の質問に答えました。
シュワルツマン・スカラーズの考えるリーダーシップ
リーダーシップとは、という質問に対して、パネラーから上がった意見には以下のようなものがありました。
様々な形のリーダーシップがあることに気づいた。世界中から集まった若いリーダーたちの中に身をおくことで、自分なりのリーダー像を描き、実践することができた。
“リーダーシップとは、ポジションではなく行動である”という言葉がある。様々に変化する状況の中でもパッションを持ってやるべきことをやること。
“なぜ人々はあなたについてくるのでしょう”という問いに対する答えは人それぞれ違うとは思うが、個人的には自分自身に対してauthenticである姿勢が大切だと考えている。
シュワルツマン・スカラーズで一番心に残った経験は?という質問には、様々な経験が挙げられていました。
世界38ヶ国から集まったの学生と、アカデミックなことだけではなく、運動会やフィールドトリップといったリアルな世界での体験を共有できる。中国を巡り、中国語を用いつつ、国内の政治や経済について学ぶ機会や、他国の奨学生と一緒に広島の原爆ドームを見学し、被爆者の方にお話を伺うなど、様々な体験が用意されている。
一つ一つの選択によって、最終的な成果が変わる。日々の選択を意図的に行うことの大切さに、シュワルツマンでの生活を通して気づいた。
和気藹々とした空気で、最後まで参加者からの質問が途絶えることなく、大盛況の会となりました。ご参加いただいたみなさまありがとうございました。
シュワルツマン・スカラーズとは
シュワルツマン・スカラーズは、中国の北京清華大学での全額奨学制の修士プログラムです。中国を筆頭に、変化を続ける国家間の相互関係に影響を与える経済、政治、文化要因の探求と理解を深めることを目的としています。
シュワルツマン・スカラーズについてより詳細な情報はこちらから
https://www.schwarzmanscholars.org/about/
執筆:佐藤 玲菜
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