桜咲く秩父宮で:速報レビュー リコーブラックラムズ対キヤノンイーグルス(3月27日)
今日も娘とスポーツ観戦。行き先は秩父宮。昨日が味スタのナイター、今日は12時キックオフだったので朝ちょっとつらかった(笑)。試合の後娘にねだられてカラオケに寄ったので今日も最速レビューじゃなく夕食後の速報レビューで(笑)。
今日はRICOH対キヤノン。いわゆる「事務機ダービー」。PENTAX対CANONと言うことでいえばカメラ対決でもある。まあ、私はニコンだから関係ないのだけれど。
桜とイーグルス
席はキヤノンFCで4列目。22mラインよりやや内側。実はぴあでメインスタンド15列目取れていたのだけれど、4列目となるとやっぱりこっちに。ちょうど桜がよく見える角度だった。なのでプレーを上手くかぶせられないかと何回か工夫してみた。
31-28でキヤノンの勝利
最終スコアは31-28でキヤノンの勝利。両軍4トライずつ。PGが勝負を分ける接戦だった。キヤノンは後半の残り20分あたりから、思い切ってボールを動かすようになる。その中でトライの取り合いになり、28-28となって迎えた最後の5分。田村優のペナルティゴールで3点を取り、28-41でキヤノンが勝利した。
スクラムではリコーが優勢だったが
スクラムではリコーが優勢。キヤノンのコラプシングやアーリーエンゲージを何度も取った。レフェリーも両軍一列とかなりコミュニケーションを取っていたが、あるいは取っていたからこそか、リコーの優勢は動かなかった。
ノックオンしてしまえばユアボールスクラムになるし、相手がノックオンしてもマイボールとはいえスクラムになるから、スクラムでの劣勢は試合を難しくする。
アタックでは両軍ともダブルラインを多用
その中でもキヤノンは田村優の即興性を生かすアタックプロセスで攻める。
また、逆サイドからウイングを走りこませ、フルバックもデコイに使うキヤノン得意のムーブも何度か使って、ゲインしていた。
リコーのスタンドオフ、アイザック・ルーカスも素晴らしい出来だった。
攻撃パターンの1つはスタンドオフから12シェイプをバックドアに使う攻撃。
もう一つは12番、13番が横に流れていって、そのスペースに15番が走りこみ、その上で12番13番にパスしていく、現代流の「カンペイ」と呼べるような攻撃。
12番、13番の両センターが外に開いたのでキヤノンのディフェンスも開いたところに15番が走りこんでくるから、ノミネーションが混乱させられる。この、15番が12番の位置に入ってくるムーブは実に有効で、リコーはこの攻撃を多用し、キヤノンディフェンスを突破していった。
合計8トライ!
両方ともボールを動かすと面白い攻撃をしてくれるチームだった。
ダブルラインを多用し、再ノミネートができあがる前のディフェンスを突破していく。その結果としての合計8トライだ。ラインアウトモールからのトライもお互い1つずつ取っているが。
しかし、スクラムでの力の差もあり、キックオフから後半始まってすぐくらいまでは、スクラムの組み直しが多く、アクチュアルプレータイムが相当短かった。しかし、後半15分くらいからキヤノンが大きくボールを動かし始める。そこから劣勢を立て直し、最後は逆転に成功した。
ただ、キヤノンはハンドリングエラーが大事なところで出た。それでトライを取り損なったこともある。ちゃんと数えてみるつもりだが、もしかしたらボールロストはリコーよりも多いかもしれない。
リコーの15番を上手く使った攻撃がとても面白かった。今年、もう一度リコーの試合を見に行こう、と思った。