悪天候でのキックの重要性:最速マッチレビュー NECグリーンロケッツ対日野レッドドルフィンズ(3月21日)
今日は秩父宮でNECグリーンロケッツ対日野自動車レッドドルフィンズ観戦。NECの試合見るのは15年ぶりくらい。前に見に来たときは箕内、スプリングボクスのヤコ・ファンデルベストハウゼン、現役晩年のジョン・カーワンがいた。そして日野の監督はその箕内。その因縁で見に来たというわけでは残念ながらない。
最近は天気に恵まれない(涙)
これは先週の雷雨の代替試合。先週はサントリー対東芝を見に来ていたから、本当は代替試合も見たかったのだけれど、昨日はどうしても外せない用事があって断念。
今日はフロンターレ対レッズ戦もあるのだけれど、アウェイサポーターの観戦がギリギリで認められてないのでこれも断念。
せめてと思ってこの試合のチケットを取った。しかし日曜日は先週の土曜に続いて雨。最近雷雨、強風、雨とウェザーコンディションが良くない(涙)。
試合前、今日の見所
日野の試合は今シーズン2回目。前回は熊谷でのパナソニック戦。最終的には60-12と開いたが、弾道の高いハイパントで前半は15-5と健闘した、
スコアの割には面白い試合だった。今日の天候だと同じくハイパントは面白いが。
NECは初戦の神戸製鋼戦での健闘が光る。パナソニック戦では、日野は外に振られたときのディフェンスが弱いという印象を受けた。このウェザーコンディションでどう戦うか。
(以上試合前に記述)
キックの差が大きかった
最終スコアは10-7で日野が勝利。前半はスコアレス。ただし、試合全般として日野が優勢だった。特に前半はNECはほとんど自陣に釘付けにされた。
その大きな要因はキック。日野はパナソニック戦同様、ハイパントを含めてキックを有効に使えていた。
一方NECは、苦しいところからのタッチキックが多くなった。ハイパントやテリトリーキックも長くなりすぎたりダイレクトタッチになったりで、有効に陣地を稼ぐことが出来なかった。
セットピースは互角だったが
スクラムはお互いコラプシングをおかすなどほぼ互角。モールもお互い押し合う形で互角。ラインアウトはお互い大事なところで取れず、これも互角といったところ。
ロースコアの理由
攻撃は悪天候もあってか、お互い9シェイプからディフェンスへのクラッシュを継続。リサイクルにも時間がかかり、一昔前のシールドロックを思い出させる試合展開。これでは点は取れない。
トップリーグ創設時を思い出させるような、モールも多用されるゆっくりとしたゲームテンポで、雨の中見るのは正直つらかった。
その中でもキックをうまく使った日野が終始試合をコントロールしていた。
ただし、前半2回あった正面近くでのPGのチャンスに狙わなかったのはいただけない。そこで決めていればもっと楽に試合を進められたはず。
一方NECは、1トライは取ったもののいいところがなかった。今シーズンの今後、難しいかもしれない。