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2020-21大学ラグビー 厳選フォト集<5>:ベスト5
2020-21シーズンの大学ラグビー、観戦した14試合で撮った20000枚から厳選したベスト60フォトをここまで上げてきましたが、ついに最後、ベスト5です。
今日は順位を付けてみましたが、どれもお気に入りなのでものすごく悩みました。
既にアップしたことのあるものがほとんどですが、レタッチを根本的にやり直しています。
まず第5位から。
第5位:「なにがなんでも」(関東大学リーグ戦1部 日本大学対法政大学)
ライン際を突破する日大のウイング、ナサニエル・トゥポウに追いすがってなんとか止める日大ディフェンス。
トゥポウも倒れ込みながらオフロードでつなごうとします。
なにがなんでも止める意思と何が何でもつなぐ意思のぶつかり合い。
第4位「抜く!」(関東大学対抗戦A 筑波大学対慶応大学)
この日の筑波のバックスはキレキレでした。バックドアから走り込んできたフルバック植村陽彦のラン。ここから慶応ディフェンスの間を縫ってトライまで持って行きます。タイミング、視線、ピントがバッチリ合ったお気に入りの一枚です。
第3位:「確信」(関東大学リーグ戦1部 法政大学対日本大学)
タックルを受けながらオフロードパスの出しどころを見る日大フルバック普久原琉。「ここにいるはず」という確信のこもった視線です。実はパスを出せずにこのままラックになるのですが。
第2位:「届くか!?」(関東大学対抗戦A 早稲田大学対筑波大学)
後半開始早々、38-15と点差を詰める筑波大学松永貫汰のトライ。必死のタックルと片手を伸ばしてグラウンディングする松永。それを見やる2つの視線。これもタイミング完璧のお気に入りショットです。
そして第1位は?
第1位「終戦」(大学選手権準決勝 天理大学対明治大学)
大学選手権準決勝の天理大学と明治大学の試合、後半35分の土橋源之助のダメ押しのトライの瞬間に膝を付いた明治大学石田吉平選手。
ベスト5はどれも自分の中ではお気に入りです。けれど、帰宅後にレビュー用に全ショットをざっと見たときから、これが今シーズンのベストショットだと確信しました。
このショットを撮れたのは実は偶然です。本当はトライを取った天理の選手をずっと追って連写してました。そしたら前に入った石田選手に偶然ピントが合ってしまい、トライそのものはピンボケになりました。
けれど、その代わり、膝を付き、なんとも言えない寂しげな微笑みを浮かべる石田選手にピントが合いました。
遠景にトライ、近景に石田選手の姿。この対照的なショットが、私にとってはこのシーズンのベストショットになりました。
(終わり)