外資コンサルからAlgomaticへ。生成AI事業に挑戦する理由
はじめまして!
5/16付でAlgomaticのNEO(x)カンパニーに事業責任者として入社した鴨居(@hktech94)と申します。この記事では私がAlgomaticに転職を決めた理由や、どういった仕事をしていくのかについて書いていきたいと思います。
Algomaticの会社紹介についてはこちらのページに記載されておりますので興味がある方は覗いてみてください!
コンサル×データサイエンスのキャリア
2018年にアクセンチュア株式会社に新卒で入社し、デジタル領域のコンサルタントとしてキャリアをスタートしました。
コンサルタントと言っても綺麗なパワポスライドを書くだけの仕事ではなく、入社してから数年間は開発やデータ分析などで手を動かすことから始め、データ・AI普及の波に乗りながら様々なデータアナリティクス関連のプロジェクトを数多く経験させてもらいました。マネージャー・シニアマネージャーになってからは案件のセールスやデリバリーリードを担当し、約50名のチームを牽引しながらEC領域などを含むtoCサービスのグロース支援をしていました
学生時代は文系職のインターンに参加しまくりながら情報系の研究活動もしているという、ビジネスも技術もどっちもやりたいというタイプの学生でした。そんな中でデータサイエンティストという仕事があることを知り、これなら自分のやりたいことを実現できるのではないかと考え2-3社に絞って就職活動をしていました(当時データサイエンティストの新卒採用をしている会社はほとんどありませんでした)。
ビジネスを推進する立場でありながら技術力も伸ばしたいというわがままな理由でデータサイエンティストを目指して社会に飛び込みましたが、新卒で入社したアクセンチュアでは思い描いた通りビジネス・技術の両面で貴重な経験を積むことができ大変感謝をしております。データサイエンティストの仕事の概要について知りたい方は僕が5年前に書いた記事を見てみてください。
なぜAlgomaticに入社するのか?
ちょうど30歳を迎えるという中で今後の過ごし方について考えていたところCTOの南里とCXOの野田に声をかけられました。野田とは学生時代にベンチャー企業での長期インターンで2年間ほど一緒に働いていた仲で、当時からいつか一緒に事業をやりたいねと話していたのでタイミング的にはちょうど良いなと感じました。
事業内容を聞くと生成AIで色々やっていきますという感じだったので、あくまで手段でしかない生成AIを全面に出していてうまくいくのだろうかという思いもありました。この点についてはCEOの大野とも何回か話す場を設けてもらい、議論しました。元々は課題起点でのアプローチがあるべきなのではないかと思っていましたが、大野との会話を通して生成AIのようや技術的な転換点においては課題起点のアプローチだけではイノベーションはないかもしれないと考えるようになりました。
技術の進化が日々変わりかつ世の中の業務構造が大きく変わるような状況において、スピード感が速く制約の少ないスタートアップという形がマッチしていると感じました。インターネットやスマートフォンの登場に世の中を代表するサービスや企業が生まれてきたように、このタイミングで日本を代表する企業を目指すチャレンジをしてみたいと感じジョインさせていただく決意をしました。
アクセンチュアでの仕事内容・待遇・人間関係には一切の不満がなく、入社以来最も楽しい生活を送れていたので難しい決断でした。一方で、自分が進路を選択をする際のポリシーとして「今が最高に楽しいか」と「死に際に後悔しないか」の2点があり、後者の点をふまえると今チャレンジしないと後悔するかもと感じました。私は生きているうちに叶えたいことリスト(ウィッシュリスト)を作っているのですが、その中に「スタートアップで事業をやる」というのがあり、30代に突入するこのタイミングがベストだと感じました。また、CEOの大野は同い年なのですが彼の発言にも後押しされ、決断に至りました(記事の最後にあるPodcastで詳しく話しています)。
Algomaticでの新たなクライアントワークの挑戦
AlgomaticではNEO(x)カンパニーに所属し、カンパニーCEOのDoryさんと共に事業立ち上げにコミットする予定です。NEO(x)は働き方や産業をネオ化する(=新しくする)という意味が込められており、働く人の1日の価値を100倍にするという大きな方向に向かって事業を作っています。そのアプローチや山の登り方についての制限はなく、自由度の高い状況となっています。
私はクライアント支援の事業やHR系事業など複数の立ち上げに携わりますが、その中でもAX for EnterpriseというAIによる業務変革を支援する事業の責任者を務めます。詳細については下記のプレスリリースをご確認ください。
私は元々世界における日本のプレゼンスを高めたいという想いを持って社会に飛び込みましたが、実際には多くの企業が人手不足かつDXで遅れをとっており、まずは企業のトップラインを上げるための土台作りが重要だと考えるようになりました。
私のケイパビリティはAI・データ活用とクライアントワークにあるので、まずは強みを活かす形での事業立ち上げになりますが、生成AIを活用して従来のクライアントワークでは解消できなかった課題にもアプローチしていきたいと考えています。
例えばデータ分析はどの企業も当たり前に取り組んだ方が良いことですが、これまでは資金がありエキスパートを採用・アサインできる企業しか取り組めないものでした。LLMなどの技術を使うことで作業部分の時間・コストを抑えた状態で同等の価値を出すことができるので、より多くの企業にデータ分析やAI活用などに取り組んでもらえるのではないかと思います。
企業側へのメリットは当然ですが、スキルを持っている働き手にとってもポジティブな変化があると思います。従来はフルタイムでひとつの案件しか回せなかったAIエンジニアが複数案件を回せたり、これまで80時間以上のコミットが求められていた案件が20時間で済むのでサラリーマンが副業で関わりやすくなるなど、個人の働き方に柔軟性が生まれます。このように、企業にも働き手にもメリットがある新たなクライアントワークの形を模索していきたいと思うので興味のある方はご連絡ください!
最後に
スタートアップで事業を0から立ち上げてみたいというのはコンサルで働いている間もずっと思っていたことなのでこのタイミングで新しいチャレンジができることにとてもワクワクしています!ポストコンサル・ポストデータサイエンティストとしてのキャリアを切り拓いていきたいので、今後は各SNSで仕事の内容も発信していきたいと思います。この記事を読んでいる方の中で、少しでも話を聞いてみたいという方がいたらぜひ一度お声がけください!
本記事に記載していないことも含め、CXOの野田との対談がPodcastに上がっています!移動時間などに是非聴いてみてください〜!