インプットとアウトプット
ふと、自分の居合を映像で見たくなったので友人にお願いし撮影してもらった。
柳生新陰流を学び始めて1年以上経ったが、ここらで自分の居合の型を客観的に確認してみたのだが、思った以上に様になっていたと思う(自画自賛)
しかし撮った映像全てに満足したかというとそうでもない。普段あまり意識していない胴着や帯や袴の着方だったり、学び始めた型はやはりぎこちなかったりしていた。
それらの確認ができただけでも撮影をして良かった(^^)
そして新しい発見が。今回撮影に協力して貰った友人が格闘技をやっていることもあり以前より居合を初めとした剣術や武道に興味を持っていた。
撮影協力のお礼、と言うと恩着せがましく聞こえるかもしれないが、その友人にボクから居合を教えさせて貰った。
帯を締め、そこに模造刀を差し基本としての抜刀と納刀を行った友人の動きはぎこちなかった。
ここでボクは安心したのだ。
自分が1年以上やってきて磨いてきた剣術(居合道)はそう簡単にできるものではないと知れたから。
更に自分の中でどうすれば居合が上手くなれるのか?を考え導いた「胸の開きと背中の収縮を利用して抜刀する」「鞘は手で引かず腰を使って体で引く」
それらを友人へ伝えて抜刀をやってもらうと抜刀の動作が軽やかになった。
嬉しかった。自分が考えた方法がちゃんと他人の上達にも繋がったからだ。
インプットしたことをアウトプットする。そしてアウトプットしたものをインプットしさらに磨きをかけてアウトプットする。この螺旋はどんなジャンルにも通じるのだ。
逆に言えばネガティブな言葉や情報をインプットしてそれらをアウトプットするとその螺旋もどんどん大きくなってしまうから気を付けなければいけない。
そんな訳でボクは今日も明日も刀を振るう。
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