面白いモノは面白い
こんばんは
佐野太基です。
今回は「作品」について今のボクが思うことを話します。
偉大な作品が生まれた後の世界
3/11~3/18まで小説家になろうというサイトに投稿していたオリジナル小説、絶刀・鏡花水月をnoteに連日投稿しておりました。
もし御覧いただいた方がいたら、こう思った方が多いと思います
「コレって銀魂じゃね?」と
そこに関しては否定する気はありません。
銀魂はボクの人生でトップ10に入るぐらい大好きな漫画です。
好きになった理由は色々ありますが、自分が作品を創る時には是非こんな楽しくも温かい作品を創りたいという強い想いがありました。
それに銀魂という偉大な作品が生まれた後では、どれだけ和風ファンタジーを描いても銀魂っぽさを抜け出すのは難しいなと思いました。
なので、いっそ開き直って自分なりの銀魂を創ってみようと思った次第です。
きっと、エヴァンゲリオンが生まれる前から綾波レイのようなキャラクターは存在していたかもしれませんが、爆発的な人気を得た故にエヴァ以降、クールな女性キャラは綾波系として括られています。
それだけ、人気な作品の世界観やキャラクターの個性が生まれた後の創作とは、かくも厳しいものです。
なろう系は面白くない?
ところで小説を投稿した“小説家になろう“というサイトでは、なろう系と呼ばれるジャンルの作品があります。
定義はボクもよくわかりませんが、今持っているイメージとしては、
・異世界に転生した主人公が無双してハーレムを作る。
・不遇だと思われていた職業(能力)が実は最強でした。
・悪役令嬢に転生しました。
・作品のタイトルがやたら長い
こんな感じです。
漫画アプリにも「小説家なろう発!」という謳い文句の作品が多く存在します。
コメント欄など見ても「またこの設定かよ」などの言葉が多く見受けられていて、最早作品の面白さではなく、そういった批評コメントを集めるために掲載したのではないのか?と疑いたくなるレベルです。
情けない話、ボクもそのようなイメージからなろう系という作品に対しては食わず嫌いをしてしまいます。
好きな漫画やアニメの中には小説家になろう発のモノもたくさんあるし、当たり前ですが全く同じ作品はありません。
もっと真っ新で真っ平な眼で物事を見ないといけませんね
媒体のイメージ
そもそも、ボクの作品は箸にも棒にも引っかかっていないので、面白さで言えば批判もされているような、なろう系作品以下ということになります。
面白い作品は面白いし、つまらないものはつまらない。
至極、当然の話です。
とは言え、作品が掲載された媒体のイメージというものもあります。
例えば、少年ジャンプで連載中の『僕のヒーローアカデミア』という作品。
主人公は世界の総人口の8割が何等かの特異体質“個性“を持つ超人社会の中で何の能力も持たない“無個性“。
そんな超人社会の中で憧れのヒーローと出会い、最高のヒーローになる物語。これが、主人公が出会ったのが敵(ヴィラン)で能力(個性)を貰い、今まで自分をバカにしてきた人々に復讐をするような物語であれば、なろう系になるのかな~と個人的には思っています。そんな設定の物語も描き方次第で面白くなるでしょうが、ジャンプには掲載されて欲しくもない。
多くの人々がジャンプに求めるものは、友情・努力・勝利の物語ですから、“復讐もの“との相性があまり良くない気がしますね(勿論そんな作品もジャンプに掲載されたこともあるのでしょうが)
なので、小説家になろうに小説を書く以上、なろう系と呼ばれるジャンルにう寄せた方が良いのかなと思うこともありますが、正直そのジャンルを書くことにボク自身の創作意欲が湧かないんですよね笑
なろう系が嫌いとかではなく(食わず嫌いはしてるけど)、自分が書きたいジャンルがそうではないだけ。
ごちゃごちゃ書きましたが、どんな媒体だろうと、表現だろうと最後にモノを言うのはクオリティ!
これからも試行錯誤して、自分の創りたいモノが多くの人を楽しませることができますように。
今宵はここまで!
佐野太基でした。