福岡に住むことになったよ|博多幸福論#001
2023年、春。
突如、転勤を告げられた夫の顔は大層不安そうであったが、私は心でリンボーダンスを踊った。
なんと言っても食の天国・福岡。もつ鍋、明太子、屋台にラーメン、ゴボ天うどん!九州の他の県もゆっくり旅行してみたかった。奄美も、屋久島も、五島列島ともお近づきになれるなんて夢みたい。海外行きたいなっていつも思ってるけどここはある意味海外。北海道はまた遠くなっちゃったけど飛行機乗れば関西と大差なし。まだ見ぬ九州の景色が私を呼んでるー!!
ウキウキしながらさっそく家探し。はい、物件不足。
一人暮らし向けのマンションはそこそこあるのだけれど、ファミリー向け物件が全然ない。そもそも春の新生活に合わせて部屋探しする人は大体3月の初めには契約終わってるんだとか、、。
消去法で選んだマンションは駅から遠く、坂道激しく、内覧不可。
あぁ、どうしよう。
あぁ、どうしよう。と思いながらもすがる思いで不動産屋の担当者をじっとみつめてみる。が、「ないですね、、」とかすれた声(花粉症の季節だった)が返ってくるだけ。
本当にないの?ここで暮らせるの?
「焦ってついてくる必要なかったんじゃないの」と冷たい夫。
そんなこと今さら言われても、もう帰る場所はない。
よし、自力で家みつけるしかない!世界中のみんなが諦めても私は諦めない!もう少し、もう少しだけいい条件の家探す!涙目で朝から晩までsuumo見過ぎて目が痛い!
それから1ヶ月と少し経ち、やっと引っ越しの日を迎えることができました。
本当にただただ自分で探し続けてみつけた、福岡の新しい我が家。
場所は札幌で言えば「北24条」、関西で言えば「緑橋」のようなところ。(個人の感想です)
つまり緑があり、適度に繁華街もあり、街にも近い便利な地域。
体感では札幌よりも大阪よりもすべてが近い。なんかいい。
生活も落ち着かないうちに頭の中は行きたいところでいっぱいだけど、まずは保育園探さなければね。