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さぁ胸を張って転入生!|博多幸福論#004

保育園から山のような資料をもらい、当たり前だが全部に目を通して、全部用意して、そして登園してきてくださいと言われた。

何度着るかわからない制服や、どこまで理解できるのかわからない教材の数々、副食費・・・たっくさんの封筒にお金を入れる。

この教材…いるぅ?
そんな気持ちが出てきては胸に押し込んで、泣きながらコンビニで現金を使い、万券を細かくして大銭小銭を各封筒に入れたわよ…。
きっと今まで多くの親という親が通ってきた道なんでしょうね…。

以前の保育園は、保育料・主食費・副食費・その他をまとめて月に一度支払うだけだったから、この苦労を私は今まで知らなかった。
iPhoneさえ持っていればピロリンッと決済できる。
これが一番良かった。

すべて現金主義は辛い。誰も幸せにならない。
保育園だって現金そんなに置かないほうがいいと思う。余計なお世話だが。


そんなこんなで、初登園日。
ピッカピカの体操服を着てルンルンで出かけた娘と私。
「早くこの保育園に行きたかったの!」と娘。
「そうだよね、同い年の子もたくさんいるから楽しみだね!」と私。

身内に対する娘の発言はいつも強気だ。
ドンと構えている。
「できるよ!」「そうだよ!」「一番だよ!」と。
新しい環境にもババーン!と入っていくタイプなのかな。

一歳の頃、モエレ沼公園の噴水にダイブしたくて泣いてたっけ…。
二歳の沖縄旅行では三線の音に合わせて椅子の上で踊り狂ったね…。


一時利用した小規模保育園は小さい子が多くて、どう遊んだらいいか戸惑う部分もあったと思う。
でもこれから行く保育園は何十人も同級生がいるし、本人も園の雰囲気を気に入ってる。
大丈夫でしょう!!

教室まで見送り、先生にご挨拶して、私はすぐに退散しよう。

私「いってらっしゃーい!バイバイ!」

娘「・・・うええええええええええええん!!!


私「ぇ・・・」

先生「やっぱりね♡

結局のところ初登園日は泣くだろうと予測していた先生は、案の定娘が泣いてちょっと嬉しそう。

娘は久々にこの世の終わりかって勢いで泣いてたけど、子どもが泣こうが喚こうがでんと構えている先生を見た私は大船に乗った気持ちだ。

最初のうちは保育時間の中でも何度かしくしく泣いていたという娘。
そこで、最初のうちは慣らし保育で早めにお迎えに行くことに。

迎えに行くと必ず笑顔で私に駆け寄って来て、楽しそうで嬉しそうなのに、何が悲しくて泣くんだろう。「慣れていないから」以外の理由があったらどうしよう…。

ドキドキドキドキ・・・


今年は特に梅雨がしつこくて雨が多い。
なかなか晴れない空同様に、家の空気ももったりしている。

いつ晴れるの?
空も、新生活も、うちの人たちも。

だから梅雨はイヤなんだ。


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