3月の音楽
3月の面白かった音楽をまとめました。気になったものはメモをちょっと書きます。
ヒップホッププロデューサーのAdrian YoungeとATCQのAli Shaheed Muhammadによるコンピ。"Jazz Is Dead"といいつつ、Roy AyersだったりGary BartzだったりAzymuthだったりをフィーチャー。
Becca Stevens、Avishai Cohen、Chassollあたりは待望の新譜といった感じ。中でもRejoicerが参加したAvishai Cohenの新譜は「これがECMから出るんだ」という驚きも。
ECMでいうとWolfgang Muthspielトリオの新作も良かった。Larry GrenadierじゃなくてScott Colleyになってちょっとカチッとした感じ。しかもこれ日本でレコーディングしたらしいですよ。
類家心平さんの新譜と、Marty Holoubekの新譜はどっちも音像が攻めてて、日本のジャズもここまで来た!って感じ。Martyのピアノトリオはもう世界レベルでしょこれ。どこで録って誰が混ぜてるのか教えてほしい。
掘り出し物系でいうと、Thundercatの新譜にも参加しててこれからさらに注目が集まっていくであろうPedro Martinsが参加したギタートリオ作品。しかもFrederico Heliodoro入り。Ropeadopeから出たLakecia Benjaminの新譜もフィーチャリングが豪華。あとはVardan Ovsepianは新譜だけじゃなく旧作もサブスク解禁されたの嬉しいです。
さらにここからが楽しみな先行シングル系だと、懐かしのメンバーが揃ったJoshua Redmanの新譜、KimbraとTank and The Bangasというめっちゃ豪華なメンツの先行シングルが出てきたJacob Collier、久々に動いたけど続くのかわからないJeff Bradshaw(ジャケットがラフすぎる)あたり。グレゴア・マレの新譜もBill Frisell入りらしいので期待。Matthew Stevensは久々にサイケ方面の新作かな。
3月はMcCoy TynerとWallace Roneyが亡くなってしまうというジャズ的に大きいニュースもあり、今年はなんて年だと思っています。NPRの追悼プレイリストとThis Isを貼っておきます。