The world I'd like to create with YOU あなたと作りたい世界
私が作りたい社会。それは人種、性、生まれによって差別されない、ワクワクする環境のある世界。今回のNoteはなぜ私がこのようなビジョンをもって社会起業家の道へ進もうと考えるのか、どのようなバックグラウンドをもっているのか、書こうと思う。
改めまして、Hiroです。今年から東洋大学 グローバルイノベーション学科に通う1年生、2001年生まれの18歳。
なぜ私が上記のようなビジョンをもって社会起業家の道を志しているのか、語るには私の幼少期のバックグラウンドを知って貰う必要がある。
世界を感じた幼少期
私は小さな頃から、海外に触れる機会が多くあった。というのも、両親が海外旅行好きだったからだ。小さい頃からそのような環境に身を置くことで、日本とは違う空気、におい、言葉にとても「ワクワク」を感じていた。その中でも、海外の人と話したい、コミュニケーションをとって異なる文化をもっと感じたい、と考え、国際科のある高校を選び、ニュージーランドへ一年間留学できる環境を選んだ。
「自分にしかないものとは何か」を考えすぎて、精神が不安定になった中学、高校6年間。
僕は物事を深く考えすぎる癖がある。その癖がひどくなっていったのは中学生の頃からだ。特に[自分にしかないものって何だろう。」を考えに考え、頭がおかしくなった。結局たどり着いたのは、「そんなものはない」だった。地球には70憶人ほど人間がいて、その70憶人が出来なくて僕にはできる事なんてない。そう気づいた。
でも、自分にしかないものって「小島大空」っていう一人の人間では??って思うのに、6年かけてやっと気づけた。1年間ニュージーランドの男子校に通ったことで僕自身が唯一無二の存在に成れるということに、現地の友達は気づかせてくれた。
17年間の人生の総復習的なニュージーランド留学
ニュージーランドに行くまでの僕は相当ひねくれていたと思う。何事にも1等賞にはなれず、勉強も運動もそこそこ。なにより人と自分を比較することで人生を自分で難しくしていた。
ニュージーランドで何か人とは違うことをしたかった。日本では絶対やらないようなことをしようと思った。白血病の子たちのためにウィッグを作るために、丸坊主にした。日本でやったこともないバスケをニュージーランドでやってみた。サッカーもやって、全く知らないおじさんサッカーコミュニティに飛び込んでみた。見たこともないミュージカルのリメイク版に参加して、200人ぐらいの前でワンフレーズ歌ってみた。初めは怖かった。皆が練習の休憩中に話してる内容が全く分からないのに、ずっと愛想笑いしている日々。実際、仮病を使って練習を休んだ日だってある。
怖いの先に見えたもの
でも、その先に見えた世界はとても楽しかった。丸坊主にした頭は授業ごとに先生に褒められ、バスケでは週末に一緒に遊んでくれる子ができ、おじさん達には僕が知らなかったニュージーランドの事、アイルランドの事、(ニュージーランドにはアイルランドからの移住民が多くいる)を教えて貰った。ミュージカルではみんなと一つのものを作る楽しさを教えて貰った。この自分次第でなんでもできるということをもっと日本のもやもやした生活、変わらない毎日をすごして、ワクワクを失っている若い世代に伝えたい。
なぜビジョンの中に「差別」というワードが入っているのか
僕がビジョンの中に「差別」という強いワードをわざわざ入れる理由。それは僕の実体験からだ。ニュージーランドは沢山の人種の人々が暮らす多国籍な国だ。その中でも大きく分けて、白人、マオリ(原住民)、アジア人、その他の人種の人々が住んでいる。僕が通っていた現地の高校は男子校で、そこにも上記4つの人種の方々がいた。そこにはうまく共存できているようで、できていない、現実があった。みんな仲良く暮らしているように見えて、人種に対する固定観念が強すぎる。その固定観念が強すぎるから無意識のうちに差別(アジア人は、、、白人は、、)が発生している事実に私は気づいた。
日本でも
日本に帰ってきて、日常を過ごしていると、差別に敏感になっている僕は少し生きにくく感じた。皆が皆、僕のように海外、特に海外から来た人たちに良い印象を持っているわけではないということに対して。その中でも印象深かった出来事は某飲食店でバイトを始めたときの事。僕の地元、岐阜県大垣市は工場が多く、ブラジル人をはじめ、中国人、ベトナム人と、多数の外国人の方々が働いている。その子供たちは僕と一緒の飲食店でバイトをしていた。僕はその職場が好きだった。色んな人がいて面白いと思った。
でも、50代前後のマネージャーは、その子達を「外人さん」と呼び、外人さんは価値観が違うから一緒に働くのが大変だといつも言う。果たして、本当に「外人さん」だから大変なのだろうか?本当にそのマネージャーはその子達と意思疎通をしようとしたのだろうか?その中に無意識な差別はないだろうか?人種が違うから、文化が違うから、言葉が違うから。それは果たして仕事が大変になる理由になるのだろうか?
確かに僕も少なからずは文化の違いを感じた。毎回遅れてくる子もいる、言われた仕事をきちんとしない子もいる。しかしそれは彼らが外国人だからだろうか??それは違う。やらない子もいればやる子もいる。外国人だからと言って全員が全員仕事をしないわけではない。人種でレッテルを張るのはナンセンスだ。
一番伝えたいこと
僕がこの文章で一番伝えたいこと。それは何も「差別をやめよう」ではない。ただ、一番損しているのは人種でレッテルを張ってしまい、関わりを断とうとしているあなたですよということだ。
知らないことを知ることの面白さ、ワクワクがそこにあることに気づいてほしい
僕は気づいてほしい。世の中には自分が知らない世界、ワクワク、ドキドキ、しびれるような面白いことがあることを。僕はニュージーランドという世界に出ることで気づくことができた。でももし、僕がニュージーランドに行ってなくて、何も変わらない日々をただ茫然と過ごしていたら?そんな生活があと80年近く続くと思うとめまいがしてしまうだろう。この文章を読んでいるみんな。日常に満足してますか?人生面白いって思えてますか?毎日ドキドキ、ワクワクできてますか?
一度きりしかない人生。生きたいように生きる。それだけ。
大人達はよく単純明快でとてもシンプルなことを、あたかも難しく話して、子供たちを委縮させようとしている。と感じたことがある。今でもそう思っている。でも、あなたの人生それでいいのか。大人たちが言っていることを信じて、「ああ、そうなんだな、社会って厳しいんだな。やりたいようにしてるだけで生きていけるわけないよな」。それで人生が終わってしまっていいのだろうか。僕はまだ信じたい。そして証明する。生きたいように生きて、ちゃんと生きられるということを。僕の場合は、人とかかわることが好きで、若い世代、小学生、中学生、高校生、大学生達が自分たちのワクワクを本気で追い求められるような環境を作りたい。その為に今頑張ろうとしている。
Rural Labo という場所
私は現在、Rural Laboという場所で、若い世代の3rd place を作ろうとしている。Rural Laboは代表の小菅勇太郎が全国の地域活性化に取り組んでいる人たちの交流、情報共有、価値共創プラットフォームコミュニティだ。高校時代の同級生が副代表をしており、紹介して貰った。僕はここで、社会起業家として、もっと経験を積み、若い世代のワクワクをもっと作っていきたい。
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