岸田首相 グレートリセット発言と自由の終焉
ダボスチルドレンの岸田首相の特別公演
今我々は、グレート・リセットの先の世界を描いていかなければなりません。
新しい時代を切り開くためには、新しい価値観やおかれている状況
立場の状況を越えて、対話を積み重ねることで、多くのことが信頼によって
繋がる事が極めて重要です。
けれど。
世界経済フォーラムが描く未来
世界経済フォーラム(WEF)は、スイスのジュネーヴ州に本部を置く国際機関である。世界の政財界のリーダーが集まり、グローバルな課題について話し合う「ダボス会議」を主催する団体としても知られている。
デンマークの国会議員、イダ・オーケン(Ida Auken)は、この世界経済フォーラムの「ヤング・グローバル・リーダー」であり、同団体の「都市と都市化に関するグローバル・フューチャー・カウンシル」のメンバーでもある。このオーケンが、世界経済フォーラム(WEF)の寄稿として雑誌『Forbes』に一つの記事を書いている。
新しい共産主義社会を夢想
「2030年へようこそ ― 私は何も所有しないし、プライバシーもない。そして、人生はこれまでにないほどすばらしい(Welcome To 2030: I Own Nothing, Have No Privacy And Life Has Never Been Better)」というタイトルのオーケンの記事は、書き出しで2030年の社会は次のようなものになると語っている。
何も所有しない社会。オーケンが描く2030年の社会は、共産主義社会にほかならない。しかし、何も所有しないのにどうやって生きているのか。その点について、オーケンは次の段落で次のように説明している。
オーケンは、すべて「製品」としてではなく「サービス」として無料で提供されるので、物を所有する必要がないという。WEFの描く未来社会での暮らしは、次のようなものだ。
また、この社会では所有物がないだけではない。あらゆるものが無料で手に入る代わりに、プライバシーもない。
プライバシーがないということは、あなたの情報が政府や社会に筒抜けになるということだ。プライバシーという権利がなければ、政府の監視を逃れる方法はない。
以上はSFのような話だが、オーケンは、世界経済フォーラムのリーダーの一人として、2030年の社会の予測を真剣に語っている。また、世界経済フォーラムは「2030年の8つの予測」という動画で、「あなたは何も所有しない。それでもあなたは幸せ」(You’ll own nothing. And you’ll be happy)と語っているので、オーケンの見方は世界経済フォーラムで基本的に共有されていると考えていい。
個人の財産がない社会はどうなるか
個人が物を所有しないのであれば、誰が所有するのだろうか。共産主義社会では、国家が所有する。個人は、国家から借りて使用することになる。しかし、所有権がなければ、奪い取られても取り返す権利がないことになる。さらに、すべての所有者である国家に逆らえば、借りている物をいつでも奪い去られる可能性があることを理解する必要がある。そのようなことは、歴史を見れば共産主義国家では当たり前に行われてきたし、今も行われていることだ。
米国初代大統領のジョージ・ワシントンは、個人の財産権の重要性を指摘して次のように語っている。
ワシントンが言うように、財産権のない社会は、自由もない社会になる。聖書を見ても、十戒の第五戒と第七戒で「盗んではならない」(出エジプト20:15)、「…すべてあなたの隣人のものを欲してはならない」(出エジプト20:17)と言われているように、私的所有権があることが大前提になっている。
世界経済フォーラムが描く未来の社会は、決して明るくはない。ディストピア(暗黒郷)と言ってもいいだろう。
監視社会の不安も
オーケンは、世界経済フォーラムが描く社会に自分自身でも一抹の不安を感じているようで、次のようにも書いている。
聖書によると、オーケンの不安は現実になる。聖書では、大患難時代に入ると、完全監視社会が完成することが預言されている。
聖書の預言
聖書の黙示録によると、反キリストが支配する世界統一政府では、反キリストの刻印がなければ売ることも買うこともできない完全監視社会が到来する。黙示録13:16~18には、次のように記されている。
ただ、このような社会が一朝一夕に出来上がるわけではない。その状況に至るまでに準備期間がある。今は、そのような準備期間にあたる。
聖書が預言する完全監視社会については、預言の解説として記事にする予定である。
関連する預言:完全監視社会
主がこられる時に至るまで、主の死を告げ知らせるのである。
救いのABC/なぜイエスなのか
https://www.youtube.com/watch?v=9CM8au8EH1U&t=142s