七月、七転びっぱなしの予感
七月の幕開け、天候:雷
光と音だけの雷に美しいと呟く。
わたしにとっての約束は誰かにとっての約束じゃない。
自分勝手なのは一体どっち。
均衡の保たれない人間関係に何度呆れることか。
長い付き合いの顔も名前も知らない友達にふと、10か月振りの生存確認。
「なんだ、あの頃と変わってないじゃない、わたしたち」
と言い出しかけたその瞬間に
守りたい人がいると、強い意志を持った言霊を受信。
ああ、そうか。甘ったれた人生を生きてたのは自分だけで
「同じ状況なんだろ」と決めつけたマインドで接してるバカなわたし。
上辺で格好つけて、窓辺で悔しがって。
他人の幸せに下唇噛んでる意地汚い自分。
空に答え合わせを求めると、突如降り出した大粒の雨。
悔しくて惨めで未完成で無力な自分への心の雨。
こんな姿は誰にも見せたことがない。
この先見せる相手もいるかどうかも分からない。
100年生きても出会えないのなら
致死量のパンケーキを喉に詰まらせるか
致死量のお香を焚いてダイイングメッセージ綴ろうか。
誰もが完璧じゃないことはもちろん分かっているけど
転びっぱなしの自分が情けなくて恥ずかしい。
中身のない失敗はしていないつもりだから
一生懸命さがたった一人に汲み取られ
声をかけてくれたら
明日も一日頑張れるのになあ