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<鑑賞記録>ディア・エヴァン・ハンセン / ノエル・コワード・シアター

2015年、ブロードウェイで上演が始まり、たちまち話題になった名作ミュージカル。ロンドンでは、コロナで公演延期になっていたけれど、去年から(2021年10月末〜)ようやく開始。この大変な時期に、しかも延期に次ぐ延期。そんな条件が合わさった事もあってか、演技の熱量が本当に凄かった。もう正直、終盤はポロポロ泣きました。そんで、カーテンコールは、明るくなった瞬間に立ち上がりました。スタンディングオベーションってやつですわ。いま、このミュージカルが原作の映画がやってます。ただ、チャンスがあったらブロードウェイか、ウェストエンドで観たいかも?なんて思ってる方は、とりあえず今は我慢して、絶対に生で観るのがオススメです。いや、映画も素晴らしいんでしょうけど、僕は観てないんで何とも言えませんので、とりあえず今は生で観て欲しいって言っといて、また映画で観てから感想書きます。それから、もしもこの作品を観て、少しも面白くなかったら、僕とは価値観が全く合いませんので、少なくとも僕が関わっている舞台はオススメできません。残念ですが、さようなら・・・。来世では仲良くしてください。
以下、公式のあらすじです。

<あらすじ>
エヴァン・ハンセンは学校に友達もなく、家族にも心を開けずにいる。ある日彼は、自分宛てに書いた“Dear Evan Hansen(親愛なるエヴァン・ハンセンへ)”から始まる手紙を、同級生のコナーに持ち去られてしまう。それは誰にも見られたくないエヴァンの「心の声」が書かれた手紙。後日、校長から呼び出されたエヴァンは、コナーが自ら命を絶った事を知らされる。悲しみに暮れるコナーの両親は、彼が持っていた〈手紙〉を見つけ、息子とエヴァンが親友だったと思い込む。彼らをこれ以上苦しめたくないエヴァンは、思わず話を合わせてしまう。そして促されるままに語った“ありもしないコナーとの思い出”は両親に留まらず周囲の心を打ち勇気を与え、SNSを通じて世界中に広がっていく。思いがけず人気者になったエヴァンは戸惑いながらも充実した学校生活を送るが、〈思いやりでついた嘘〉は彼の人生を大きく動かし、やがて事態は思いもよらぬ方向に進む—。

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脚本は、いまネットフリックスで配信している『チックチックブーン』の脚本のスティーブン・レヴェンソンです。作曲は、『ララランド』の作曲のベンジ・パセクとジャスティン・ポールです。『ララランド』の作品自体は好きじゃなかったけど、曲が良かった思い出があるので、どんなもんかいな、聴かせてみいなって態度で臨みましたけど土下座。曲、メッチャ良かったです。
ストーリーは、「ネット社会」が大きなテーマとしてあるので、今の時代に凄くマッチしている上に、キャラクター達の感情の動きも丁寧に描かれているので、これからもずっと上演を続けて、SNS文化が無くなってからもリバイバルして欲しいくらい、何だったら誰もやらないなら、30年後くらいに僕が翻訳して自分の劇団でやりたいくらいです。それくらいに、僕がずっと憧れてる「演劇」でした。
ただ、後ろにいるおばさん(クソババアって書いて、さすがに言葉がキツいかと思って消したくらいのクソババア)が、ずーっとお菓子かなんか食ってて、ペリペリビニールがうるさかったです。周りの人が声掛けたり、チラチラ見られたりしてたけど、逆に「え、何が悪いんすか?w」ってモードになってるクソババアでした。
この記事を最後まで読んで下さった方がご覧になる際は、素晴らしい観劇体験である事を祈ってますし、そんなクソババアに負けないくらいに素晴らしい作品でした。

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