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哀愁のアクエレッロ

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イタリアのフィレンツェを舞台にしたノンフィクション私小説です。バックパッカーとして旅をする中で偶然知ることとなった、水彩画という意味のレストラン「アクエレッロ」。この店を営む素敵…
11章分を章ごとにアップしていきます。全体は3万4千文字程度。一章分は平均6~7分でお読みいただけ…
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#旅行

小説「哀愁のアクエレッロ」:一章・街角の旅人

「ヴァイ、ジャポネーゼ!ヴァイ!」  粋に訳せば「来てみろよ、日本人!来てみやがれ!」と…

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Fumster
6年前

小説「哀愁のアクエレッロ」:七章・独り占め

 ジョットーの鐘楼を過ぎ、アルノ川を越え、ユースに辿り着いたときにはとうに夜中の一時をま…

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Fumster
5年前
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小説「哀愁のアクエレッロ」:八章・再会

 三年後の夏、再びヨーロッパに飛んだ。大学四年生として迎える夏である。就職の内定も決まっ…

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Fumster
5年前
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小説「哀愁のアクエレッロ」:九章・ 行方不明

 ルイゼッラと再会を果たし、感動的なサプライズに心震わされたあの瞬間から、フィレンツェと…

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Fumster
5年前
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小説「哀愁のアクエレッロ」:十章・トスカーナの魅力

 チャンスが到来したのは、それからさらに二年の歳月が流れた後だった。三十二歳という年齢に…

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Fumster
5年前
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小説「哀愁のアクエレッロ」:最終章・祈り

 翌朝、気持ちよく目覚めると、ポンテ・ヴェッキオに向かう道の途中にある市場でりんごと杏を…

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Fumster
5年前
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