南朝史跡めぐりin河内長野〜住吉
2024年5月18日、友人と一緒に河内長野市内の寺社に行きました。
9時少し前に河内長野駅に到着、構内のコンビニで南海バス河内長野市内一日乗車券を購入し、最初の目的地へ。
10分ほどバスに乗って、観心寺に到着しました。
観心寺は楠木正成公ゆかりのお寺であると同時に、後村上天皇の行宮の一つでもあります。
さっそく境内へ。
入ってすぐ右手に、後村上天皇の石碑があります。
続いて金堂へ。
金堂の右手に進んでいくと、後村上天皇檜尾陵への参道が見えてきます。
緩やかな石段を登ること数分、御陵に到着しました。
主上の御陵にお参りすることができて感無量です…。🙏🙏🙏
そして楠木正成公の足跡も。
最後に御朱印を頂き、次の目的地へ向かうべく一旦河内長野駅に戻ります。
駅周辺をぶらぶらしていると…南朝史跡の碑を発見!これは嬉しいです。
というわけで次は金剛寺へ。20分ほどバスに乗って、天野山で降車。バス停の目の前が金剛寺です。
金剛寺も後村上天皇の行宮で、食堂(天野殿)と摩尼院が行在所とされたようです。
楼門をくぐるとすぐ右手に天野殿が。
続いて摩尼院へ。
この日は土日だったので、建物の中を見学することができました。
入ってすぐ目に飛び込んできたのが天皇の御座所。
まるでそこに後村上帝がいらっしゃるかのような気持ちになりました…🙏✨✨
(ここだけ写真撮影不可だったので、イメージ図を)
そしてこの金剛寺は驚くべきことに、南朝の天皇だけでなく北朝の皇族も滞在した地でもあります。しかもなんと同じ時期に。
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正平9年3月 北朝三上皇(光厳・光明・崇光)
及び直仁親王、賀名生から金剛寺へ
10月 後村上帝、賀名生から金剛寺へ
正平10年8月 光明院、京都へ帰還
正平12年2月 光厳・崇光両院及び直仁親王京都へ
正平14年12月 後村上帝、観心寺へ移る
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(参考)木村武夫『後村上天皇の聖蹟』1943年
というわけで次は北朝の行在所である観蔵院へ。先ほどの天野殿や摩尼院と壁一枚隔てただけの場所だったのでびっくりしました…。
中には上皇の御座所が(ここは撮影OK)。
御朱印を頂き、金剛寺を後にします。
バスで河内長野駅に戻り、南海高野線に乗車。
浅香山駅で下車し、堺市をぶらぶらしつつ大阪市内へ。
ここから若干疲れながら30分ほど歩くと、目に入ってきました、住吉行宮跡!
では早速……
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正平7年 2月28日、賀名生から住吉に行幸※第一次
閏2月15日、天王寺へ
正平15年 9月、住吉に行幸※第二次
正平23年 3月11日、当地にて崩御
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(参考)木村武夫『後村上天皇の聖蹟』1943年
なんとこの日は扉が開いており、中に入ることができました…!
主上〜〜〜!!!😭😭😭🙏🙏🙏(感動の嵐)
ご挨拶を済ませたところで、近くにある住吉大社に行くことに。
住吉大社で後村上帝を感じつつ、良い時間となってきたため帰路へ。
最後に難波でオムナポを食べました。
観心寺、金剛寺、そして住吉と、主上の後半生を追った今回の旅、非常に感慨深いものとなりました。
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