知らない土地の、日常を味わう。
素敵な銭湯との出会い
久々の東京。
いつもは友人の家に泊めてもらうことが多いが
今回は久しぶりにホステルに宿泊した。
男女共用のドミトリー。
チェックインが21時ごろだったこともあり、真っ暗のスペースで一夜を過ごすのはなかなか神経を使った。
あまり気にしなかったような物音や雰囲気にそわそわし、その日はそのままベットで寝ることにした。
翌朝、昨晩早かったこともあり6時過ぎに起床。
せっかくだし、銭湯でゆっくりしたいと調べた結果6時からやっている銭湯に向かった。
そこは東京 上野御徒町にある 燕湯(つばめゆ)
レトロな風貌で歴史を感じる姿に惹かれた。
大人になってから銭湯が好きになった。
温泉も好きだけれど、銭湯はもっと地域に根付いた存在だと感じる。
それは学生の街、京都に住み始めたことでより強く感じるようになったのかもしれない。
銭湯のおもしろさは、普段暮らしていたら絶対会わないような人に、裸の状態で対面するところにあるように思う。
地元の毎日通っていそうなおばあちゃん、日本に観光できたのかなと思うような外国人の方、ご家族で来られている方、お仕事終わりのような女性…などなど、本当にいろんな人がそこに集い、それぞれの日常を過ごしている。
そんな様子がなんだか不思議で、少し面白くて気づいたら向かっている気がする。
燕湯の魅力
わたしが燕湯を推したい理由は2つある。
ひとつは、朝6時からやっているありがたい営業時間。
夜行バスで着いた後や、夜お風呂に入れなかった時、朝からスッキリしたい時など意外と朝にお風呂に入りたいことは多い。
そんな時に朝からやってくれている銭湯はとてもありがたいのである。
東京には、朝早い銭湯が多い気がする。
まだまだ開拓の余地がありそうだ。
そしてふたつめは、銭湯といったらこれだ!というくらいの富士山の壁画と、岩のモチーフがあるところだ。
内湯しかないのに、まるで露天風呂にいるかのような気分になれる。
少し熱めのお湯に、気持ちよく浸かることができる燕湯は初めてにしてはなかなか当たりの銭湯であった。
銭湯は、その街と、その街に住む人たちの日常が詰まっている。
それがなんだか愛おしく、
それを感じたくなるから
きっと私はまた銭湯に足を運ぶのだと思う。
今日もいい湯でしたとさ♨️