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「急変患者がでたら終わり」看護師の一人夜勤の実態とは?

2023年3月2日の報道では、「京都医療センター」において新型コロナ病棟での看護師の「一人夜勤」が行われていたとのことです。

この報道が事実なら、担当した看護師の精神的負担は相当なものだったと思います。そして、他の病棟も人手が不足していて壮絶な状況で看護師が勤務していたと想像します。
京都医療センターの看護師さん達はじめ、医師の方々も、
新型コロナ患者さんを受け入れ、京都の医療を守っていただき
本当にありがとうございました。
この記事を読んで、感謝の思いが沸き上がりました。

おそらく、病院もこのような状況にしたかったわけではなく
この新型コロナ禍で看護師の人員不足もあり、
仕方なく一時的にそうなった、と私は思います。

というのも、病院看護師が新型コロナに感染しなくとも
同居者に新型コロナ患者がでれば濃厚接触者となり
勤務ができなくなります。

そのため、あっという間に看護師不足になってしまいます。

病院全体の看護師不足のうえ、
新型コロナ患者さんを受け入れた病棟は通常(40床の場合)約29名の看護師人数の所、19名を増やした48名にしないといけなくなります。
通常の1.5‐1.8倍の人数増加です。

中国で調査した看護師のストレスでは(Lai, 2020)、新型コロナ患者を看ていた看護師のうつ症状は約60%でみられたとのことです。

新型コロナがはじまって既に2年強。

ある訪問看護師さんは「2年以上、飲みに行ってない!」と言っていました。
その理由は、「感染したらいけないので感染リスクが高い所は
行かないように」とのステーション及び病院からの指示があるとのことでした。

勤務でもストレス、日常生活もかなりの制約でのストレス、
ストレス発散のはずの飲み会も禁止。
看護師さんは多くのストレスを抱えられていると思います。

現在、期間限定で看護師対象の無料カウンセリングをヒヨリンは実施していますので、
看護師さん、是非ご利用ください。

【参考文献】
Jianbo Lai, Ying Wang. Factors Associated With Mental Health Outcomes Among Health Care Workers Exposed to Coronavirus Disease 2019 , March 23, 2020.


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