女に生まれたせいで煙草と心身の不調とを天秤にかけないといけない
トークサバイバーのシーズン3が配信開始になったので観ています。
大悟さんの役は前からハイライトかアメスピかみたいなパッケージの紙煙草を吸っているんだけど、それでふと思いだした
わたしは昔から生理が重い。PMSもひどい。
中学生のときはマシだった気がするけど、大学生の頃にはもう明らかにしんどくて、月によってばらつきはあるけど大抵、量が多いし日数も長いし、頭も腰もお腹も痛い。朝動けなくなるしロキソニンが手放せない。
PMSではイライラはなくても1週間鬱が続いて、些細な理由があれば当たり前にひどく泣けるし、何も訳はなくても涙が止まらなかった
だから大学の早いタイミングで低容量ピルを飲み始めたんだけど、しばらくしたら煙草も吸い始めた。
ピルは病院で処方されていたから喫煙による血栓症のリスクは伝えられていたし、こちらだって重々承知なんだけど、その頃は今よりも若いし、なにせ本数が少ないから問題はなかった
今は26歳で、煙草の本数も増えた。吸うのは紙からiQOSになったけど、健康に対しては何も変わらないよね。
いつからかオンライン処方でピルを出してもらっているんだけど、本数を正直に申告したらついに次からは処方してもらえなくなるらしい。
要経過観察、要節煙だなんて笑える。
オンラインチャットでそのことを伝えられたときには「(わたしの歳で)"XX本だったら処方できません"なんて書いていないじゃん!!」と駄々をこねたくなった。
でもそのとき、まるで自分がアル中とかそういうものになってしまって、もうお酒やめましょうね、って言われて病院に送り込まれるみたいな、そういう人間になってしまったみたいで情けなくなった
女に生まれただけで生理があって、月の半分はしんどい人がいるのに、それを緩和するためのピルと、もう習慣になった嗜好品の相性が悪いからどっちかを選ばなきゃいけないなんて。
そもそも妊娠が前提の女の体だから生理が起こってしまうのであって、男の人は体の構造上だけを理由にすると生理の苦しみはなく、それを緩和する必要もない
もっというと、たしかピルは肥満とも相性がよくない。BMIがいくつとか、体脂肪率の基準は忘れてしまったけど、太っているとピルを処方してもらえなくなる。
わたしはその制限の影響は受けないけど、それでも人より太っているから太っている人の気持ちがわかる。食べたいものは食べたいし、運動したくない日はある。
煙草と同じように、健康に気を使わない食事や怠惰は、わざわざ選ばなくてもいい習慣だけど、人生のなかの大事な要素で、それがいらない人は他のものを優先できているだけだと思う。
ご飯が好きでもダイエットできる人は好きな食事よりも自分のなりたい見た目のために頑張れる人だし、喫煙者だけど禁煙できる人は癌とか他の病気とか歯の色のために頑張れる人なわけでさ
そういうわけで、煙草は手放したくないけど、丸腰で毎月のPMSと生理を迎え撃つなんてできないわたしは、こうしてお医者さんからすればワガママを言う羽目になるのです
ついでだけど、仮にピルから避妊効果を取られたらいくらゴムをしてセックスするようにしていても、二重にガードしている時と比較したら心もとない気持ちにならない?
習慣や嗜好に限らず、妊娠に願望がないタイミングの今は、なんか変なところで割食っちゃってるなって思った、という話
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