『人間のすべてをあらわす占星術』を読んでみた

松村潔『人間のすべてをあらわす占星術』を読んでみた感想と考察です。


年末から新年にかけて『人間のすべてをあらわす占星術』を読んでみました。
「人間のすべてをあらわす」ということで、ジオセントリック占星術からヘリオセントリック、生前日食、生前月食、そして可変サイドリアルについて書いてある本でした。

可変サイドリアル
可変サイドリアルは占星術でホロスコープを出す際に使用する春分点位置を特定のグレートセントラルサン(GCS)に設定するという松村先生発案の新しい占星術技法になるようです。
西洋占星術で主に使われているのはトロピカル方式で、太陽が天の赤道を南から北に横切るポイントである牡羊座0度を春分点に設定したものですよね。
インド占星術では特定の恒星を春分点に設定するサイドリアル方式がメインですが、起点となる恒星は流派によってまちまちで、トロピカル方式の春分点位置から22度〜24度ほど遡った地点の恒星が設定されていることが多いようでした。
この本で紹介されている可変サイドリアルの特徴は、起点となる恒星を複数のGCSの中から選ぶということと、ヘリオセントリック図を採用しているところでしょうか。
それによって地上的に固定された個人からより大きな存在人間としての性質を見ることができるようになる!、、ということだと個人的に理解しました。
理解というレベルになっているかは怪しいので、個人的な見解です^^;

この本を読むまで、可変サイドリアルの意味や意義がよくわかっていなかったんですよね。そうすることでどうなる?というところへの想像力が全然働かなかったのであまり意識がこの話題に向かなかったんですよね。
でも、読んでみてこれはかなり面白いな、と。笑
本の中ではフィリップ・k・ディック(PKD)を例に説明がされているのですが、具体的な例を出されることで自分の中でリアルになったというか。個人的にPKDの作品が好きだったので余計にそうなのかもしれないんですけど。
ただ、読み進めているうちに、現実において恒星の力を特に発揮していない自分のことを考えると、自分の可変サイドリアル図を出すのは難しいのではとも思ったりもしました。汗
というのも可変サイドリアルは9つのGCSから起点となるGCSを選ぶので、PKDのようにGCSを選出する材料が現実に表現されている人じゃないと出せないのでは?という考えが頭をよぎったわけです。
自分の作品であったり、携わってきた仕事に本人の個性と恒星の片鱗が現れているからこそ鑑定できる方法のように思いました。特に材料がない人だと、全てのGCSごとにネイタルの天体の度数を計算してサビアンシンボルを出して、そこから可能性を見出すの?とか思うと急に現実的ではない気がしてちょっと気持ちが萎んでしまったりもしたんですよね。
しかし、本の後半の「体験での確認」の部分に書いてある確認方法を読んで、これなら自分にも可能性はあるなと思い、気を取り直して(笑)自分の起点となるGCSを探してみることにしました。

起点のGCS探し
体験での確認では実感が大事ということで、これまでの恒星探索の体験が活かせそうだったので、とりあえずそこから春分点になりそうなGCSを探してみます。
いちばんわかりやすいポイントは自分のホームだと思うのですが、ホームは特定できていないんですよね〜。でも、ある星と星の間にあるというのは実感的にわかっているので、そこを蟹座領域と仮定。
例えば、アンタレスを春分点にすると蟹座のエリアはトロピカル方式の魚座9度45分から30度以内になり、アルニラム春分点だと乙女座23度28分から30度が蟹座になりますよね。(2000年生まれだと)
ホームは蟹座、仕事場は山羊座か乙女座エリアというように、自分の恒星探索で特徴のあった恒星から春分点を割り出してみるわけです。
他に材料となりそうなのが、自分のラボ(研究室)というものが出てくる恒星が2ヶ所あったんですよね。そこで何してるのかは知らないんですけど研究室なのでハウス的には10ハウスか9ハウスか6ハウスになりそうなので、この2つの恒星を山羊座、射手座、乙女座領域に仮設定。
この時点で既にGCSはほぼ出ちゃってるんですけど、、、ここで具体的な恒星名を書いてないのはまだ確定させたくない謎の気持ちがあるからなんです。笑
いろんなGCSを春分点に設定してみるのも面白いと思うので、まだ余白を用意しておきたいという、、。
それで、他にも、行くと学生生活をしている恒星もあるので、その恒星も乙女座になるのではと仮定してみました。
そうすると、あるGCSを起点にすると、ホームのあるっぽい領域の半分が蟹座になり、研究室が出てくる恒星のひとつが射手座、もうひとつは乙女座、そして学生生活が出てくる恒星も乙女座という状態に。他にも、探索で感じた印象と合うサインになる恒星もいくつかあり、、こうなるともうGCS決定か?という勢いを感じてしまいます。
ただ、逆に、この恒星がこのサイン?っていうのもあって、自分の中では獅子座でしょって思ってた恒星が、全てのGCSを起点にしても獅子座じゃなかったので意外、、。
まぁこんな感じで、とりあえずGCS候補を出してみました。

実感的に確認
本の中では、瞑想などで実感的に確認していくと書いてありましたが、まだ始めてません。汗
でも、候補のGCSが出てからすぐに、関係ない夢見だったのにこのGCSを象徴する内容の夢を見たので驚きました。しかもその日はネットで何度もその恒星名を目にすることに、、。しかし、よく考えたら別のGCSも同じ日の夢に出てきていたので、どゆこと??と、ちょっと混乱しています。笑
間違ってるというような内容でもなかったけど、、単純に夢見のテーマに関係あるだけだったのか、、。
それと混乱ついでに一昨年くらいの恒星探索を始める直前に、自分のGCSを夢見したことがあったのを思い出して、そのときは別のGCSが出てきていたんですよ〜。そっちも完全に象意がGCSのひとつだったからそうだと思ってきたんだけど!?
やはり、最終的には瞑想や夢見での実感的な確認を行なっていくべきなんでしょうね。しばらくの間、特定のGCSと同調してみてどんな変化や実感があるか、ですよね。
それと、他にも実感できるところがあるかなと思って、VALIS以外のGCSに対して、ヘリオセントリックのネイタルと生前日食と生前月食の地球ポイントの度数だけは計算してサビアンシンボルを出してみたんですよね。しかし、それぞれのサビアンシンボルを見ても現実的な実感はあまりなく^^;やはり夢見や瞑想での確認をしたほうが良さげですね。
確認のためのGCSとの同調は、今は別のテーマに集中しているのですぐには始めないのですが、面白そうですよね〜。恒星の力を地上に下ろすとなれば創造性や進歩レベルも変わってくるだろうと思うとすごく興味がわきます。夢見や瞑想での確認や同調してみての検証ももうしばらくしたら始めてみたいと思います^^

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ひより
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