お守りみたいなもの

私の職場のデスクにはトトロがいて、
ポケモンがいっぱいいる。
デスクトップには『呪術廻戦0』の画像に
している。

こないだ他部署の人にそのデスクトップを
見られて「デスクトップ怖すぎて話の内容
入ってこないっす」なんていじられたりしたけれど
私は気に入っている。

そういえば私は、よくこういうことをしている。
中学生のときはノートに推しの名前や絵を書いて
デコっていた。生徒手帳にも推しの写真を
挟んでいたし、それを見るたびに幸せで
癒されていた。

大学生のときもリュックにラピュタの
飛行石をつけていて、それを握ればなぜか
強くなった気がしていた。

初めての職場ではロッカーに大量の推しを
貼りまくり、私の働く目的はこれだと
思い出すためにそれを見ていた。

どれもこれも私が私でいるためのお守り
みたいなものなんだと思う。
私は、ついつい仕事とかに夢中になりすぎて
周りからもそれおかしいよ？って心配
しまうことが多いから自分を見失わないために
お守りを持つ。

朝、デスクを見るとトトロが私を見て笑っているし、
ポケモンたちは楽しそうに会議をしている。
デスクトップの乙骨憂太はかっこいい。
今日も私は、これで働けると思う。
お守りって自分がどこかにいかないための
命綱みたいなもの。