雑な人の日記。20210521

真夜中とも明け方ともいえる微妙な時間にこうして書いているので、一見、夜通し起きている風ですが、日付が変わる前には羽毛布団をかぶっています。そうして、細切れに目を覚ましたり、ウトウトしたり、寝付けないときはソファーや揺り椅子に座って、ぬくいお湯を飲んで過ごしています。

ここの所、朝も夜も眠たいままです。水曜日の昼下がりは気怠くて、床に転がって微睡んでいました。昔から気圧の変化に準じて、冬から夏に掛けて、体調が不安定になります。そうして、この体とも随分つきあいが長く、不安定な時の動かし方にも慣れているので、のらりくらりとかわしている、そういうマイペースな日々です。

カレンダーを見れば、もう五月も下旬にさしかかりました。新緑の茂る季節を追い立てるようにせわしなく訪れた、湿度の高い梅雨が明ければ、程なく厳しい夏がやってきます。木のそばを通れば「これは蝉の木か」と言いたくなるほど騒がしい蝉時雨を浴びる、熱い季節の尻尾が、薄ぼんやりと感じられます。

うっかりすると、毎日というのは、いつの間にか過ぎていくようにも思えます。大人になると子供の頃よりも時間が飛ぶように過ぎていくと言われたりしますけれども、その時間を過ごしているとき、私たちは確かに何かを思い、心を動かしています。

そういう、心が動いた跡を文字に残してゆけるのが、文章の良さであり、強味だと感じます。故に、絵を描く私は、拙いながらも、文章を書くのです。

今は、屋根に打ち付ける雨音に耳を傾けながら、なんとはなしに書いています。

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