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医療従事者のもやもやを聴き合う会①

 新型コロナウイルスの感染は収束せず、世界中の人が感染してしまうのではないか、感染したら重症になるのではないかという不安を持ち続けながら生活しています。誰もが不安の中にいますが、こうした不安に最前線で直面しているのが医師や看護師など、コロナ患者への直接的な対応をしてくださっている医療従事者だと思います。スーパーマンでもない医療従事者自身とそのご家族の健康も心配な中、こころは悲鳴をあげているのではないかと思います。それだけでも大変なのに、医療従事者ではない方々からの偏見や差別、医療従事者同士の「分断」が起こっているというニュースを耳にして悲しくなってきます。

 医療従事者に対する差別や偏見、医療従事者同士の不公平感、限界に感じている医療職者が離職してしまうとますます医療体制が維持できなくなる事態になるでしょう。医療機関によっては、新型コロナウイルス患者の治療を担い、対応する医療者が孤立しないように「相談」を受ける体制を充実させたり、「こころのケアチーム」を結成したりするなどの対策を進めているところもあるようです。

インターネット上に、日本看護協会が2020/06/26に作成した 『新型コロナウイルス禍における看護職へのメンタルヘルス・ケア』という資料が掲載されています。和洋女子大学 看護学部・日本看護協会認定 精神看護専門看護師・東京都看護協会 新型コロナウイルス感染症対策プロジェクト / メンタルサポートアドバイザーの「寺岡 征太郎さん」が作成した資料です。

 私は2020年1月からEMSエッセンシャルマネージメントスクールというところで学んでいます。EMSを卒業した方々のコミュニティであるEMSi Fellowのメンバーと一緒に『サイレントバレンタイン』という企画を計画しています。まだ企画が立ち上がったばかりですが・・・第一回目のミーティングで決まったことは以下のようなコンセプトで「やってみよう」としています。

【目的】
大事な人を大切にする そのために→
感染を減らす そのために→
STAY HOMEを促す そのために→
楽しいSTAY HOMEのネタを交換する。
STAY HOMEの楽しさを共有する場を作る

【方法】
2月14日にEMSiフェロー有志が、プログラムの「屋台主」「興行主」となり、イベントを企画・実行する(協力者は外部でもOK)
EMSの内側に閉じるのではなく、EMS外の人も巻き込む

【Ground rule】
遊び、癒し、笑い、愛のある場
参加者も運営者も楽しむ

 私は「医療従事者のもやもやを傾聴するカフェ」を開きたいなぁと思って計画しているのですが、朗読の企画をしている方が<ドラッカーの5つの質問風に>考えて投稿してあったので、私も真似してみます。

第1の質問 (使命) 
 医療従事者の心の健康を取り戻し、自分はひとりじゃなくて「仲間がいるのだ」と感じられるような、あたたかな空間を参加者と一緒に創り出せる「ひととき」になったらいいなぁと思っています。
第2の質問 (顧客)
 各地で実際に医療に従事している方、医療に従事していることだけが条件で職種や勤務形態などは問いません。
第3の質問 (価値)
 現在感じていることをありのまま語ることによって、ご自身の心のなかにあるストレスに気づき、自分のこころの疲労度に気づくことができる。参加者の「こころの様子を聴く」ことによって、自分自身のこころの状態を振り返ってみることができる。ストレスを感じたときの工夫を交換することができる。
第4の質問 (成果)
 参加者の「語り」を聴くだけで、『みんなストレスや不安と戦っている』という認識を共有し合えることや、参加した人がその時間だけでも「この仲間と一緒に」ウイルスに立ち向かおうと思えること。
第5の質問 (計画)
①EMSi フェロー有志がプログラムの屋台主・興行主となり、イベントを企画・実行する『サイレントバレンタイン』の企画の中で行なう。
②2021年2月14日(日)だけではなくて、1週間くらいの期間中、Zoom(オンライン)の部屋を開けておく。
③参加人数が確定できないため、名前の前にブレイクルームの対話ができるかどうか「〇×」で表示していただく。対話できない方には、チャットで「語る」チャットで「聴く」ことを推奨する。
④参加する方のグランドルールを作成する
 ・顔を出すこと(名前や居住地は仮名でも構いません)
 ・「ただ聴くだけ」で語った方への批判はできません。受け付けません。
 ・「ただ語るだけ」で特定の誰かの批判だけをすることはできません。
 ・参加者全員のご協力であたたかい場を創り上げてください。

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まだ計画中の内容なので、実際のイベントでは変更あると思います。

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