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101.知らないことに対する評価は低い

実は今月、社内で用いる予定の新システムを、Microsoft accessを用いて製作しており、その骨組みや基本的な挙動ができる状態にまで持っていきました。

システムにはaccessやExcelで用いられるプログラミング言語であるVBAを駆使し、まだまだ簡易的な状態とは言え、裏には膨大なコードが記入されている、かなりエネルギーをかけた仕上がりになりました。

私は、基礎教養として学ぶ必要があると思い、HTMLやCSSの超基礎、Ruby、Sinatraなどを少し触って勉強したことがあるのですが、HTMLやCSSはともかく、Ruby、Sinatraなどプログラムを動かす類の言語は、正直全くもって身にならずに終えてしまったようなレベルでした。

そんな私がゼロから1人でaccessによるシステム構築ができるはずもないのですが、昨日まで”みせるばやお”内でカフェをしておられた方がVBAに非常に明るかったことから、無理を言ってシステム構築に必要なあれこれをご教授いただきながら何とか今のシステムに書き上げていきました(なおこの方は明日から新店舗をオープンされます。おめでとうございます!)

新システムの反応は完全に2分

休日も返上して作り続けていて、ようやく一昨日の日曜日に一旦完成し、昨日・今日と社内の一部の方には動作説明や今後の展望などを説明しました。

その時の反応が、「へ~」くらいの反応の人と「ここまでの動きをするには多くの苦労があったに違いない」という反応の人とに見事に分かれました

人の反応が薄い最も大きな原因は”興味がない”ことですが、私はこのシステムを現状あるものに置き換えるつもりで進めており、そのことは周知の事実であるため、興味がない人はいないはずです。

この反応の違いは”システム構築やそれに準ずる何かしらのアクションを、今まで少しでもしたことがあるかどうか”ではないかと思います。

知らないものは判断できない

実は、過去にも同じような経験がありました。

今まで外注で数十万かけて会社PR動画を製作していてようですが、その動画が個人的にあまり好みではなかったうえ、かなり昔に作ったものであったため、会社PR動画を自作で5分版、10分版と作ったことがあります。

この動画は現在でも非常に役立っているのですが、その時も全く同じような塩反応をされました。

もちろん社内に動画製作をしたことがある人はいません

かくいう私も、やったことのないことについてその評価はよくわかりません

私は多趣味でかつ好奇心旺盛なので様々なことをかじったことはありますが、例えば花札はやったことがありません。

ですので、”こいこい”、や”猪鹿蝶”がどの程度難しいのか全く分かりません。

ギターやエレクトーン、ドラムはやりますが、例えば吹奏楽系の楽器はやったことがないので、トランペットやホルンなどで難しいフレーズを聞いたとしても、それがどの程度難しいのか私にはわかりません。

このように、全くやったことがない、関心を持ったことがないことについて、人間は”評価することができない”のだということに改めて気づきました。

正しく判断するためには、知ること

今後私は、より人を判断せざるを得ない立場になります(もちろん、私自身のことも周りから判断されます)。

その立場になったときに、本人の努力や能力を、できる限り正しく評価してあげるためには、広く浅くでも、少しでも様々なことをかじっておく必要があるのだと再認識しました。

ちなみに、先ほど動画作成の時には塩反応だった方は、私が商品紹介の文章を書いたときには「私はここまで書けない」と非常に褒めてくださいました。

動画編集はわからないがもちろん文章なら何度も書いているのでその難しさがわかる。だからこのように言ってくださったのだと思います。

痛みを知っているから人の痛みがわかる、というのと似た話かもしれませんね。

今日の話も何かのお役に立てば幸いです。

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