明日はくる

『I want tomorrow to come』
(わたしは明日きてほしい)

櫻坂46というアイドルグループが発売している最新曲です。

私がこの曲を最初に聞いたのは、9月下旬でした。

今思い返せば、この時期は評価作業や職員室内での冷戦、学校行事に向けた準備でやられた時期でした。適応障害発症の原因だったと思います。

「明日なんか来て欲しくない」
「もうこのまま終わってしまえ」
「助けてと言いたいけれど、誰にも言えない」

と考えていました。この曲にもこのような歌詞があります。

もし明日が来ないとしたら
ねえ明日が絶望だとしたら
もう生きている意味はないし
いいことなんてありもせぬ

櫻坂46『I want tomorrow to come』

この曲を聴いて、最初に共感した部分です。この「絶望感」は９月の私を生き映しているようでした。

しかし、この曲の題名は『I want tomorrow to come』です。明日が来て欲しいのです。

曲の最後には

ちゃんと間違いなく朝は来るよ
明日は明日は誰かのために

櫻坂46『I want tomorrow to come』

と明日への願いが描かれています。絶望の中にいながらも、明日は来るという明かりを見出しています。

どんなに苦しい１日でも、辛く日々でも、明るい朝日は昇る。
明日が来る。

彼女たちは絶望の中にいる人々を引きだそうとしているのかもしれません。

どんな人にも終わらなければ、「明日は来る」のです。