「わたしベジタリアンなんです」が言いやすい世の中に。
私は肉を食べません。
(魚や乳製品は食べるので正確に言うと「ペスカトリアン」と言うそうです。)高校生の頃だから、もう15年くらいになります。
今となっては初対面の方にも「すみません、わたし、お肉を食べないんです。めんどくさくて申し訳ないです〜!」なんて笑って伝える術を身につけたものの、それができず、言い出せなかった場面が何度もあります。
例えば、友達の家に行って、友達のお母さんが作ってくれた料理がハンバーグだった時、申し訳ない気持ちもあるし、感謝の気持ちも、もちろん。
例えば、合コンのような時、その場の雰囲気を壊したくなくて、めんどくさいやつだと思われたくなくて。
いちばんきつかったのは、新入社員の時。
私の新卒で入った会社では、入社後は毎日のように上司や先輩が、飲み会に連れて行ってくれました。それが新入社員研修の一環のような感じでした。
(10年前の話なので、いまはだいぶ時代が変わっていると思いますが。)
焼肉やさんの時もあれば、焼き鳥やさんのときもあるし、ステーキのときもある。新入社員は、上司や先輩の話をしっかり聞きながら、喜んでよく食べ、喜んでよく飲む、それが唯一の正解でした。
そんな中で、とてもじゃないけど、
「わたし、お肉が苦手なんです」とは言い出せなかったんです。
お店を選んでくれる人に迷惑をかけたくなかったし、周りを困らせたくなかったし、めんどくさいやつだと思われたくなかった。
それに、私だって、正解が欲しかったから、喜んでよく食べ、喜んでよく飲んだ。
ベジタリアン・ビーガン・ペスカトリアン・フルータリアン、などなど食の選択は様々あり、その理由も、環境・動物(倫理)・健康・宗教など様々。
また、その選択をしている人たちの中でも、ある程度ゆるくやっている人もいれば、徹底して貫いている人もいる。
さまざまな考え方やスタイルがあるということが、
もっと「当たり前」になるといいなと思います。
「めんどくさくて申し訳ないです〜」と笑って付け加えなくても、「あ、そうなんだね。」でサラッと話が終わるくらいに。
いろんなジェンダーの人がいること、いろんな食スタイルの人がいること、いろんないろいろがあるけど、
マイノリティーが「めんどくさい人」でなくなる「当たり前」と「寛容さ」を、もっと。
(ううん〜、なんだか偉そうな口調になっちゃっているけど、
偉そうなことを語りたいわけではなくって、
ほんとに当たり前のことを、ナチュラルなことを、言っているだけのつもりなんです。
偉そうなやつだと思われたらすみません。)
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「ひよっこアーティストのハローマイライフ」というpodcastをやっています。このpodcasは、メイとヒナコ(私)が、好きなことを仕事にするためのストーリーを話したりしています。
今回は、「食の選択」の話をしました。メイの住んでいるオーストラリアでは、ベジタリアンやヴィーガンの人が本当に多く、どのレストランでもヴィーガン向けのメニューがあるよ。という話をしてくれました!
(はやく日本もそうなるといいな!)
あとは、畜産がどれだけ環境に影響を与えているか、なども話してます。
ぜひ聞いていただけると嬉しいです!!
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