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小さい秋を見つけて鳥に憧れた話
お散歩していたらいつのまにか立派な彼岸花が。一度気が付くとよく目に留まるようになるもので、近所の庭先や田んぼのあぜ道、川の土手にもたくさん咲いていました。もうすっかり秋です。
秋といえばイギリスの作家、ジョージ・エリオットはこんな言葉を残しています。
"Delicious autumn! My very soul is wedded to it, and if I were a bird I would fly about the earth seeking the successive autumns."
「なんと美しい秋でしょう!私の心は秋と共にあり、もし私が鳥だったらこの星の秋という秋を求めて飛び回るのに!」
【語彙】
・delicious: (形) とても気持ちの良い
実は「おいしい」以外にもこんな意味があるんです。
・wed: (他動) (be wedded to~で)~と結びついている
weddingの原形です。元は文語で「~と結婚する」という、marryに違い意味です。
・if I were a bird I would fly ...:【仮定法過去】「もし~ならば…なのに!」
高校英語の仮定法と言えばこの言い回し。なぜみんな鳥になりたがるのか高校生の中村には謎でしたが、この一文に出会ってようやく理解しました。
・seeking the successive autumns.: 【分詞構文】「~しながら」
successiveは「連続した、継続的な」という意味。
秋。ジョージ・エリオットと一緒に鳥になって秋を探しに行きたい季節です。
宅建が終わったら本格的に読書の秋。久しぶりに洋書を読んでみたくなりました。