![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/155136013/rectangle_large_type_2_cd31290b324e344993e45aa911a3f0db.jpeg?width=1200)
失った時間をとりもどせ
重度知的障害のある自閉症の次男は、特別支援学校の高等部に籍をおいている。
高等部に入ってしばらくしてから始まった登校しぶりや自傷他害行為の悪化が原因で、病院に医療保護入院したが、退院後に学校へ通うことが困難になってしまったため、週1回、担任の先生による訪問指導を受けている。
その他に、「定期的にどこかに通う」「集中して作業に取り組む」「母子分離不安をなくす」訓練目的で、週3回、放課後等デイサービスに通っている。
イレギュラーな利用の仕方だとは思うが、少しでも次男のためになればと、協力していただいている。
で、次男の通常のルーティンは、朝ご飯の後、お風呂に入り、デイサービスの日はそこに行き、訪問指導の日は家で先生が来るのを待って授業を受ける。
それらが終わった後は「お出かけ」と称して私の実家に行って少し遊び、その後ドラッグストアに行って好きなジュースを買って家に帰る。
デイサービスや訪問指導がない日も、「お出かけ」をする。
たまにお風呂の後に眠ってしまって、午後に「お出かけ」をすることがあるが、実家での次男は、いつもの行動を倍速でこなす。
まるで眠っている間に失った時間をとりもどそうとしているみたいだ。
次男にとっての「お出かけ」は行動のノルマで、「この時刻までに済ませなければいけない」と次男ルールで決まっているように感じる。
先月、実家の近くで大きな祭があり、周辺は交通規制がされていて実家に行けない日があった。
それでも実家に行きたい次男。
行けないことに腹を立てて、ダイニングテーブルに頭突きした。
買ってから50年以上使っているという年代物のテーブルだが、次男の頭突きに負けて天板にヒビが入り、枠がズレてしまった。
もちろん、次男の額は真っ赤っ赤。
いつも通りの行動ができないというのは、次男にとってストレスなんだろうなぁ。
次男をはじめ、我が家のことを書いたブログが本になりました。
読んでいただけると嬉しいです。
いいなと思ったら応援しよう!
![ひやみん](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/21203516/profile_5d4adddf83f79f9c425ffd4bb01e51e6.jpg?width=600&crop=1:1,smart)