3か月ぶり
入院中の次男の面会に行った。
次男の顔を見るのは、7月の末以来だから実に3か月ぶりの再会。
病室に入ると、相変わらずベッドではなくマットの上に寝ているようで
次男はマットの上に座っていた。
私に飛びつくでも飛びかかるでもなく、落ち着いて迎えてくれた。
それからは、私が一方的に次男に話しかけ、スキンシップ遊びをし、次男が発したことばをなぞった。
相変わらず、CMで覚えたフレーズをよく発する。
「めいこーぎじゅく」は聞き取れたが、他に何度も歌っていたフレーズが何の歌なのか最後まで思い出せなかった。
後は、「ねないこだれだ」の絵本の最後のフレーズ。
次男にしては低音で、「おーばーけーにーなーって、とーんーでーいーけー」を何度か。
ハグしたり、次男の肩の上に私の顎をのせて「アガガガガ…」と言って振動を与えてみたり、手首から腕の付け根にかけて「キュキュキュキュキュッ」と言いながら掴んだ手をのぼらせてみたり、手の指を次男の腕の上で歩かせたり。
入院前、家にいたときと同じ遊びをして、次男はキャッキャッと嬉しそうな声をあげた。
面会時間が終わり、次男の病室を出ることになったが、次男は泣きもせず嫌がりもしなかった。
私の手を、すっと離したので「またね」と声をかけて病室を出た。
拍子抜けした。
今までの面会なら、私の手を強く握って離れまいとしていた。
泣きそうな、不安そうな顔をしていた。
今回はそれがなかった。
もしかしたら、「おかあさんがぼくのお部屋に来るときは、すこしあそんだら帰ってしまう」というのを、今までの面会で覚えたのかもしれない。
面会とはそういうものだと。
ちょっと淋しい気もしたが、後ろ髪をひかれることなく病室を出ることができて安心もした。
今度は一時帰宅(家庭復帰訓練)だ。
いつにするか、我が家の事情を考えながら日程を調整している。
※次男の病室からベッドがなくなりマットだけになった経緯はこちら