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青春って1,2,3,ジャンプ
長男が高校を卒業し、来月から東京の専門学校に通うことになった。
賃貸検索サイトで新居を探し、現地の不動産屋さんと実際に部屋を見て回り、予定の滞在時間ギリギリになっても決められずにこちらに帰ってきてからオンライン契約。
これから向こうに持っていくものをリストアップしてまとめて…
作業がいっぱいで何から手を付けていいやら分からなくなっている。長男も私も。
思えば長男が生まれてから18年。長いようであっという間だったなあ。
予定より3週間早く生まれ、同じ産院の同じ時期に生まれた赤ちゃんに比べてひときわ小さかった長男。
次男が私のお腹にいた頃、ばーちゃんに三輪車を押してもらいどこまでも漕いで遠くまで行って、暗くなってから帰ってきてばーちゃんがぐったり疲れていたことがあった。
三輪車に乗れるようになった頃には、調子に乗ってスピードを上げ、バランスを崩して側溝に落ち、浅かったのでけがはなかったものの泥だらけになって泣きながら家に帰ったことがある。
次男が生まれて「お兄ちゃん」になり、その1か月後に「3歳」になり、その頃ちょうどトイレトレーニングが始まって、プレッシャーだらけだったせいか、吃音の症状が出てしまったこともあった。
「ちめちゃば大好き~」と言いながらシメサバをたくさん食べ、その後蕁麻疹が出て皮膚科に行ったので鯖アレルギーかと思っていたら、後に調べたアレルギー検査では鯖にはアレルギー反応がなかったり。
アニメの「ダンボール戦機」に夢中になり、プラモ作りにハマったとき、なぜかパーツが鼻穴に入って取れなくなり、休日外来で取ってもらったり。
コロコロコミックを愛読し、寝る前には私にいずれかの漫画の音読をせがんだり(私は「でんぢゃらすじーさん」やら「ペンギンの問題」やら「ケシカスくん」の物まねで音読してノドがおかしくなった)
とーちゃんの入院で、夏休みにお見舞いに行って車いすを押したことも長男にはいい経験だったかしら。
ばーちゃんが入退院を繰り返し、後に亡くなる前後、(担任の先生との関係性もあったかもだけど)学校に行くのを嫌がって半分不登校みたいになっていた時期があった。
仲の良い友達に誘われ(イナズマイレブンの影響もあったか?)、スポーツ少年団でサッカーを始め、小学3年生から6年生まで続けたこと。
中学校にサッカー部がなくて、サッカー仲間とソフトテニス部に入ったこと。
高校に入って「部活よりアルバイトがしたい」とアルバイトを始めたものの、大人の理不尽を目の当たりにして半年足らずで辞めてしまったこと。
次男の面倒を見てくれて、おまけに次男の爪切りの手伝いをしてくれたが、これからはとーちゃんに次男の爪切りを手伝ってもらわなければ。
「あともう15分で この街とお別れしなくちゃ
窓の外からパパとママが手を振っている」
(岡村靖幸 「あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう」)
この歌詞がピッタリなシチュエーションがあと少しで迫ってくる。
今ならママの心境がとてもよく分かる気がする。
もちろん、「ぼく」側にいたこともあるのでそちらの気持ちも分かるのだが。
長男の青春時代に情熱が暴れまくっている様子は見られなかったし、誰かの汗まみれのスターでもなかったみたいだったけど、東京で青春が遅れてくることも考えられるし、思う存分、学生生活を謳歌してほしいと思う。
…淋しくなったらいつだって電話してきてもいいんだよ。
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