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これから、どうなる?

次男が入院して3か月がたった。
予定ではそろそろ退院してもいい頃だ。
既に外出許可が出て一時帰宅も果たした。
でも、今現在、まだ入院中だ。

担当医の話によると、一時帰宅後も泣いたり暴れたりすることなく機嫌よく病室で過ごしているという。
薬の調整も、次男が良い状態を保てているのでうまくいっているようだ。
一時期あった、食べ物をトイレに捨てたり吐いたりということはなくなったという。
実際、次男は決められた量の食事を食べて余計なカロリーを摂取せずに過ごしているおかげで、健康的に痩せてきている。
肌つやも、表情もいい。

それならばそろそろ退院…といきたいところだが、なかなか難しい。

先日の一時帰宅は1泊2日だった。
このときは、私達家族が次男の機嫌を損ねないよう細心の注意を払って過ごした。
帰宅の嬉しさのあまり、次男がほとんど眠らなかった以外は問題は起こらなかった。

ただ、帰宅期間が長くなるとどうだろうか?

そもそも入院の理由となったのは、次男の自傷他害がひどくなったことだ。
次男が自分の考えた通りに物事が進まなかったときや、不快な音(小さい子の叫び声や人ごみのザワザワした音など)を聞いた時、眠かったり疲れたり不快な状態になったときに、泣き叫び地面に転がり自分の額を地面に打ち付けたり、私の背中や後頭部や側頭部に頭突きしたり髪を引っ張ったりした。
それが自宅だろうと学校だろうと買い物先のスーパーだろうとどこでもおかまいなし。

退院したものの、この自傷他害がまた繰り返されるようでは入院した意味があまり感じられない(いや、その間私は痛い思いをしなくて済んだけども)。
投薬調整によって、次男の衝動性・易刺激性が治まったのであればそれでいいのだが…。

我が家には、90歳を超えるじーちゃんがいる。
次男は自分の想定外のタイミングでじーちゃんがそばにいると、怒って突き飛ばしたりした。
たいてい座っているときだったので、そのままごろんと床に転がるだけで済んだのだが、そのあとに部屋から出ていけとばかりにじーちゃんの体を押すことがあった。
じーちゃんは痛い痛いと叫びながら次男をペチペチ叩いていた。
正直、じーちゃんがケガをするのではと気が気ではなかった。

先日の一時帰宅のときは、じーちゃんは次男を見てデレデレに目尻を下げていたが、次男の家での滞在期間が長くなったらどうなるか…。

我が家の事情が、次男の退院を素直に望めないでいる。

かといって、入所施設はというと…。

実は県内の子供向けの入所施設では一人ぐらいなら受け入れられるという話を聞いた。
が、入所者の最年少は4歳。
福祉相談員さんの話によると、小さい子たちの声が、結構キンキンと響くらしい。
「次男くんにはツラい環境だと思う」と教えてくれた。
そこに入所するとしても、その後次男が小さい子たちとトラブルを起こすかもしれない。
それは避けたい。

地域内の大人向けの入所施設は空きがなく、現在も何人もが入所希望を出して順番待ち。
地域外の入所施設で空きがある所はあるそうだが、そこに入所するとなるとだ、次男は転校を余儀なくされる。


早く次男を退院させて学校に行かせたい気持ちもある。
家で次男を見ながら、私たち家族がケガの危険におびえながら暮らすのがいいのか、次男と離れて安全だけど淋しく暮らすのがいいのか、究極の選択に頭を悩ませている。

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ひやみん
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