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自分の居場所って何だろう
居場所とは
居場所というのは居心地のよい場所のことですが、仕事一筋の人が、例えば定年したときなど、この居場所の大切さを痛感するかもしれません。
家庭と職場しか居場所がないことに気がついて、愕然とする人も多々いるかもしれません。
心の安定に居場所は不可欠です。
その居場所が増えていくと、人生が楽しく充実感も増していきます。
居場所の喪失感はメンタル的に赤信号です。そこで居場所の色々を考えてみました。
居場所の色々
① 家庭
まずは家庭が居場所。
しかし、子供の進学、親の介護、収入の減少、心配事はいろいろあります。まずは奥様に感謝すること。家事に協力すること。奥様の趣味を尊重すること。奥様とのタッグが第一の居場所の柱ですよね。
② 職場
職場はいずれ定年でなくなってしまいます。でも再就職先が自分に合っていて、居心地がよければよいですね。
しかし、その職場も永遠ではないし、残念ながらよい就職先が、みつからない場合も多々あります。
③ 昔の仲間
代わるものとして、昔の職場の仲間と一杯やること。
互いに定年して寂しいのです。10年、20年前の仲間と突然連絡を取り合い、居酒屋で一杯やるというのはいいものです。
職場関係を改めて見直して、友人関係を再構築するのもいいかもしれません。今はコロナで居酒屋には行きにくいですが。
苦労をともにした仲間で集まり、利害損得なしのフラットな仲間関係を、かつての職場関係を通して再構築するのもいいかもしれませんね。
④ 趣味のサークル
お稽古や趣味、ゴルフの会員のように楽しみでつながるサークル。
仕事と無関係なサークルが居場所として新鮮です。
好きなことで互いに汗を流す。これも格別ですね。仕事と無関係だからこそ、楽しいのです。
⑤ 自分の街
住んでる町を見直してみましょう。
ストリートウォッチングや歴史。町が街になり、愛着がわくといいですね。町内会に参加したりして。
管理職時代そのままに、町内会長に頑張っている人もいますね。でも、人を上下関係では見ないことが肝要でしょう。
⑥ 家の一角に自分だけのスペースを
例えば書斎。別棟の作業場など。
小さいけれど何かに没頭できる作業場を持つ。人によっては、庭がそうだったり、愛車が居場所かもしれません。
⑦ 情報ネットワーク
パソコン、スマホ、ネットワークやゲームの中に、居場所を感じる人もいるでしょう。
⑧ 自分の体そのもの
実は自分の体が居場所の中の居場所ですね。
心の居場所は体ですから、健康な身体、これこそが居場所の土台です。ところがこれを忘れていたり、手入れ不十分だったり、病院通いしたりしています。
自分の生活習慣を見直して、身体を気持ちよくしましょう。
居場所の注意点
培ったものを捨てる必要はないのですが、場に合わせられないのはまずいですよね。肩書きにしがみついていたら、みじめになります。殻を脱いで、身軽になりたいものですね。
悪くすると、自分の居心地の良さが、他人の居場所を奪ったり居心地を悪くしてしまうことがあります。
バイト先で、昔の管理職丸出しの話し方をして、ひんしゅくをかう。地域活動で、上から目線で命令して、みんなに嫌われる。なんてことは避けたいものです。
自分で居場所をだめにすることはやめましょう。
もちろん最悪なのは戦争なんですが。戦争は自分(国)の居場所をでっかくするために、人様(他国)の居場所を奪うことですもんね。
居場所を求めるとは
居場所は、心、人間関係、空間、自分の無理しない時間、健康、生活のリズムの総和です。生きていく場所そのものでもあります。その器の中にライフワークがあると、ぐんとエネルギッシュになるでしょう。
もちろん居場所を求めて旅をする方もいます。空間を求めるわけです。
その行き先が居場所となり、新しい友達に出会えるのではないでしょうか。実は相手の方も同じ努力をしていたりして。あるいはお手本になる先輩に出会えるかもしれません。
時間を超えて、歴史の中に好きな時代があれば、それも居場所です。
歴史の資料にどっぷりつかったり、博物館に行ったり、関係する場所に調査訪問したりするのも楽しいです。
居場所を求めると、発見があり出会いがあり、結果として居場所の創造になるわけです。
あらゆる場面で、居場所の追及をしてみたいものですね。
共存共栄の居場所が絶対条件ですが。
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