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WBC優勝か、スポーツ新聞は、う、売り切れだあ!

 今日は天気も悪いし、テレビでは何回もWBCの感動的な優勝シーンも観たし、ま、昨日の準優勝のスポーツ新聞は夕方に二つ買えたから、今日も大丈夫だろう。コンビニに残っているさ。
 外は雨が結構降っているから、noteに、WBCとは無関係な別の記事を書いていたりして。こうして、私はのんびりしておりました。
  取り組んでいた記事とは、これです。

 命がけの記事ですよ。
 こんな大切なことがありますか。
 でも、全然、WBCに、無関係。
「世の中の流行りなんかに、流されてたまるかい」
 なんて、無関心を装う。
 わが道を行く典型的な頑固者。
 本日はちょうど仕事も休みなので、前から書きたかったテーマに、気合を入れて取り組んでいた次第です。
(なんとなく、長たらしいセンテンス)
 そりゃあWBCは、感動しましたよ。でも、こっちの記事は、ずっと前から書きたかった記事。命にかかわる以上の話がありますか、なんて、強気でおりました。
 調子に乗って、ついでに、ファンタスティックコントまで、記事掲載。

 こっちは、在庫は、いくらでもあり。
 一日に、二本の記事だと、公開の入力。
 このコント記事を掲載した瞬間、『WBCの記事のコンテスト開催』が目に入りました。
 おお、そうか、今noteに、みんな一斉に、WBCの記事を書きまくっているのかあ。自分本位なのは自分だけ。俺、出遅れたかも。
 影響の受けやすい、気の小さい私は、妙に危機感が高まってしまいました。
 というわけで、外に買い物に出たついでに、スポーツ新聞を買うことにしました。
 午後4時半ごろのことでした。
 なに・・・・駅の自販機、スポーツ新聞、『売り切れ』
 駅周辺のコンビニ。『空だ』
 夕刊フジが。
 やばい。
 焦った私。甘すぎたのです。私は街の中を彷徨う。コンビニからコンビニへ。早まる足。(急にセンテンスが短くなったりして。これでも、文体の効果を考えているつもり)
 ない。ない。ない。
 あのさっきの二つの記事。何も今日ガンバル必然性はないのに。
「なんで、朝、スポーツ新聞を買いに行かなかったんだよ」
 悔み、自分を責め、神に祈りました。
 どうか、スポーツ新聞の朝刊が、ありますように。
 自分を信じろ。強運の筈だ。なんて勝手な自己認識。
 ようやく一軒のコンビニでスポーツ新聞を発見。
 まるで、WBCで優勝したような喜び。つい、売っている各スポーツ新聞を一式買いまくった次第。今まで、こんなにスポーツ新聞を買ったことはなかったなあ。
 帰り道。
 noteの記事を、考えました。
 きっと、歩いている私の後ろから見ると、酔っぱらいのような歩き方をしていたと思います。私が熱中するときの悪い癖です。
 軽い足音。小柄な女性に、あっという間に追い越されました。
 おかしいな。自分の方が、20センチくらい、身長が高いのに。
 俺って、そんなに、足が短いのか。歩幅では、負けるはずがない。なんで、小柄な女性に、みるみる離されていくんだよ。
 物理学的な謎だ。理に合わない。
 なんて、考えながら、よたよたと歩く帰り道。単に嫌がられているだけかもしれませんが。
 さらに、歩道を自転車に追い抜かれる。危うくぶつかりそうになりました。音無しで接近する自転車は、気配がないので、本当に危険ですな。
 皆さん、自転車には、注意しましょう。
 保育園の帰りのお母さんですな。
「送り迎えご苦労様です」
 横断歩道。
 おっと、車が止まって、こっちを見ている。
「さっさと渡れよ」と、睨まれる。
 オ~スっと軽く片手をあげ、小走りに横断歩道を横断す。
 この間に、頭に閃いたWBCの記事は、次の通り。
『未来の監督かもね、WBCで見せたダルビッシュ投手の器』
『負けられぬ高校野球の基本こそ、大谷選手の送りバント』
『ヌートバー選手の貢献、チームプレーは数字にならない』
『わかりやすい松坂大輔レポーターの本音は僕も投げたい』
『二人の怪物、江川卓と松坂大輔の対照的な投球法の分析』
 など、ど。
 よくまあ、道に、つまずかすに、帰れたものです。
 無事これ名馬。
 書斎にて、スポーツ新聞を開いた次第。
 至福の時は今。 


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火山竜一  ( ひやま りゅういち )
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