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ひわちゃん が、「令和の先生おたすけ玉手箱」をやろうと思ったわけ②

②の今回は、「現場には、本当のベテラン教師がいない?!わからなくても、聞くに聞けない職員室の忙しさ」について書いてみます。


「現場には、本当のベテラン教師がいない?!わからなくても、聞くに聞けない職員室の忙しさ」


現場は、本当のベテラン教師がいない!?

約10年くらい前までに、当時のベテランの先生たちに教えてもらえたり、授業を見せてもらえた私達の年代(40代)は、今と比べたら、恵まれていたのかもしれないと思うこの頃。

そう、今の教育現場に40~50代はとても少ない!!のです。

団塊の世代と言われていた方々は、教え方をきっちり研究されてお仕事をされていた先生方なんじゃないかと思います。
その方々が一気に職場を去られて数年。
再雇用で非常勤職員としていらっしゃる先生方も少数いらっしゃいますが、遠慮がちな雰囲気を感じます。
きっと、いろいろ思うところはあるのだろうけれど、若い先生方には伝えづらいように見えます。時代は変わり、いろいろ言っても煙たがられると思って空気を読み、遠慮しているのかもしれません。
私自身も、正直にいうと、そんなふうに思っていた時期がありました。
でも、今考えれば、その先生方から学んだことはとても大きく、今の自分の仕事に反映されています。

職員室の忙しさ

現場で最も活躍している学年主任の先生方が、今はほとんど30代くらいの方々です。
10年くらい前までは、40〜50代のベテランの先生方がまだたくさんいました。しかし、今は、主任は30代で、そのほかは20代の若手の先生方・・・という学年がほとんどなのが実際です。

教員の仕事がブラックだと言われて久しいです。
そして働き方改革の波も随分前から来ています。
あまり遅くまで残業するのも、かっこ悪いみたいな風潮も生まれています。(ワタシの勝手な主観です)
そんな中、個人でやることは本当にたくさんあるし、会議も打ち合わせも、学年での共有事項もたくさんあります。
30代の主任の先生たちは、学年の仕事だけでなく、他の仕事もたくさん抱えており、忙しいことは間違いありません。しかも、30代は、育児世代でもあります。

若手の先生方は、先輩方の忙しそうな様子を日々見ているので、なかなか聞けない、声をかけづらい(時間を取らせてしまっては悪いと思ってしまう)状況になっているというのはあると思います。
私自身も、若い頃からPMSに苦しみ、今はさらにプレ更年期に苦しみ・・・自分の子どもも小さいので、遅くまでゆっくり残って仕事し、若い先生方のサポートをするなんてことも、体力的にも家庭の事情的にもなかなかできていないのが現実です。

そしてさらに、若手じゃなくても、基礎的な指導というのは、先生たちにとって、「今更他人には聞くに聞けないこと」、みたいに感じているかもしれないです。
実は結構、こちらも今の課題なのではないかなと思っています。
30代の主任級の先生たちも、20代の頃から「アクティブラーニング」とか「協働的な学び」等が大きく取り上げられているのを見てきたので、「基礎基本の指導」については、もしかしたら、割と皆さん自己流が多く、自信がないのかもしれない・・・という気がしています。

では一体何ができるか??と考えた結果が、この「お助け玉手箱」をやろう、ということなのです。
団塊の世代の先輩方に教わったエッセンスはしっかり取り入れつつ、
ひわちゃん にプラスαでできることは、令和の時代と子どもたちに寄り添った「基礎基本の指導」です。

少しでもお役に立てるようにがんばりたいです。

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