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自己分析と聞いて思い出した

先日書いたこちらのnote

宍戸さんのnoteに引用していただいた

素直に嬉しい。とても嬉しい。30代で「褒められて伸びるタイプです」と自称するのもどうかと思うけれど、嬉しいものは嬉しい。書いた意味があったなと、伝わっているなという実感を持つことができました。ありがとうございました。

■自己分析と「なぜなぜ面接」

キーワードとして文章に入れられなかった(思いつかなかった)のですが、まさにわたしの伝えたかったことは「自己分析」の話なんですよね。よく、就職活動で聞かれる言葉ですが、自分が何をしたいか、どうなりたいのかというのは仕事や日常生活に直結することなので、自分を知るというのは悪くはない、むしろいいことなのだと思います。だから、日々の振り返りを怠らないビジネスマンやアスリートは「デキる」のだと思います。

そこで今日は、わたしが自己分析をしたときに目から鱗だった「なぜなぜ面接」について書こうと思います。

■わたしに影響を与えたコンサドーレ

わたしもかれこれ15年ほど前、自己分析をやりました。自分の経歴を洗い出して、どんな職業につきたいのか考えて…。わたしの場合、マスコミに行きたいと思ったスタート地点は、サッカーの「北海道コンサドーレ札幌」でした。当時はJ2からJ1に昇格したり、1998年フランスW杯で日本代表の指揮をとった岡田武史さんが監督で、上り調子のチームには高揚感がありました。父と観戦に行った中学生のわたしはまんまとハマって、チームと某選手の大ファンになりました。当時はまだ、牧歌的だったので競技場の出待ちをしていると選手からサインをもらえたり…。お年玉で一眼レフを買ってスタンドから撮影したりもしていました。なので、「推し」のいるファンの方の気持ちがよく分かります。短絡的ですが、選手やスタッフたちは何を考えているのかな、面白さをもっと知らせたいと思ったことが原点でした。そこからずっとマスコミ志望で、就職活動の末、今の会社に内定をもらったわけです。カメラマンから記者になる希望が叶って、スポーツの現場を取材できたのは本当にラッキーでした。

就職活動を始めたときは「マスコミに入りたい」という思いは、漠然とあれど、「どうして」とか「なぜ」と問われた時に言語化できずにいた時期がありました。そんなわたしに気づきをくれたのがインターンに行った求人広告など手広く手がける某大手企業。インターンの面接の時に、質問に対して「なぜ」「どうして」と問われ続けたことがきっかけでした。

「どうしてインターンに応募したのか」

「自分はどんな人だと思う?」

正確には覚えていませんが、どんどん「なぜ」「どうして」と深堀りされていくわけです。困りながらも、自分の人生を振り返りながらなんとか答えているうちに、自分の軸が見えてきて、最後は幼稚園の頃の体験まで遡った覚えがあります。コンサドーレファンだったことがマスコミへの就職活動とつながっていると確信したのもその時でした。これを聞いていると、なんでその会社のインターンに受かったのかというツッコミがありそうですが、企業への志望度より、面接した学生のマインドが会社に合致するかを見ていたのだと思います。

■「政策は理想と現実の架け橋」

わたしは、この「なぜなぜ面接」で視界が開けて、自分の仕事選びに自信が持てました。目的意識を持つことの大切さを知った原体験です。では、アスリートに置き換えると、どうでしょう。

「どんな選手になりたいか」

「ファンからどう見られたいのか」

「選手としての目標は」

というところでしょうか。企業で働く会社員ならば、「どんな仕事をしたいのか」「取引先とどんな関係を築きたいのか」「目標とする仕事は」というところでしょうか。

わたしが大学で政治学を勉強していたとき、こんな言葉に出会いました。公共政策を教えていた教授が授業で語った言葉です。

「政策は理想と現実の架け橋」

自己分析も同じなのだと思います。現実を理想に近づけるため何をすべきなのか考え、手段を講じる。この構図はビジネスにも人生にも共通する、深い言葉だなと今も自分に問い続けています。

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