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長期休館前に東洋文庫ミュージアム再び。

 今年の年末から2025年秋までリニューアルのため長期休館するとのこと。
 来月になると混みそうだから今のうちに、と思ったら今日すでに混んでた。


本の神様

 まずは前回買いそびれてしまった本の神様《魁星》のお札を、忘れないうちにショップで無事ゲット(200円)。

金の小袋は東洋文庫オリジナルスタンプ(500円)。

「日本一美しい」(誰が決めたんだろう? 2番目はどこなんだろう)モリソン書庫。
 リニューアル後はどんな見た目になるんだろう、それともここはこのまま?

ここに住みたい。

知の大冒険

 今やってる展示は『創立100周年記念 知の大冒険 東洋文庫 名品の煌めき』。
 前回来たときと見た目としてはだいたい一緒で、ただ展示されている書籍が違ってた。
 今回の目玉は《ターヘル・アナトミア》《解体新書》《東方見聞録》《訓民正音(훈민정음)》《天正遣欧使節記》《イエズス会士書簡集》などなど。名前だけは知ってるビッグネームが勢揃い。

帝江

 私が持ってるぬいぐるみ「ちびちびてこちゃん」の元ネタである混沌の神・帝江が載ってる《山海経》も発見。

右ページが帝江。のっぺらぼうだけど、目鼻を書き込むと死んでしまうそう。
こちらは我が家のちびちびてこちゃんコンビ。
甲骨卜辞片。昔も今も人は占いが好き。
有名だけど読んだことは無い《東方見聞録》。ちっさい。
以前読もうとして挫折した《大旅行記》。

ワヤン・クリ

 東博の東洋館で先日実物を見たインドネシアの影絵芝居ワヤン・クリにここでも再会。顕微鏡で見ながら描いたのかと思うくらい緻密な絵。

何時間もかけて上演するそう。

訓民正音

 先日神保町の韓国語専門ブックカフェ「チェッコリ」で買った「訓民正音ノート」(400円)の元ネタとご対面。

一部読めない字があるうえ、読める部分も意味が分からない。まだまだ勉強不足。
左が訓民正音ノート、右はセール本で500円だった『ヨーロッパのマニアックな博物館』(정진국著)。

有名人の蔵書シリーズ

マリー・アントワネットの蔵書だったそう。読書好きだったんだろうか?
こっちは勝海舟の蔵書。《高麗史》。

 江戸時代に描かれた、朝鮮通信使についてのイラストルポの絵がなかなか好みだった。

《朝鮮聘事》1802年書写。

ナポレオンの辞書

「不可能」という言葉が本当に載ってないのかどうか、TVスペシャルでルパン三世が盗んで確かめてた辞書はたしかもっと小さかったけど。
 こっちは机上版で、あっちはポケット版なんだろうか。 

解体新書

《ターヘル・アナトミア》と《解体新書》にも会えた。
 デジタル端末でほかのページの絵も見てみたら、けっこうグロかった。眼球が取り出されてたりとか。
「『初めは殺し、ついには治す』という、医者についての格言がある」と、先日買った『ファン・ゴッホの手紙』(みすず書房)でゴッホが書いてたのをちょっと思い出した。別にこの本の絵は生きてる人を殺して描いたわけじゃないけど、それに近いことは西洋医学の輸入初期にはたくさんあったんだろうなと想像する。

「道を作るということはな、自分だけの逃げ道を作ることやない!」by緒方洪庵(ドラマ『JIN -仁-』より)

 デジタルアーカイヴという端末でラフカディオ・ハーンの手紙を見たりもした。

この端末、かなり楽しい。アプリ化希望。

おみやげ

 先日新発売されたばかりの「東洋文庫オリジナルスタンプ(全5種)」を運試しにひとつ購入。
 一番欲しかったのは当然「帝江」。それか「龍」を四つ書く漢字。
 出たのは猿蟹合戦の「臼」だった。

ニコレットのCMキャラっぽい。

 東洋文庫ミュージアムの併設カフェは今日は貸し切りで入れなかったので、帰りに西口ハルクで季節限定の堂島ロール(栗)を買って、帰宅してから夫と食べた。

美味しかった。