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ブックサンタに参加しました&蒙古襲来絵詞@國學院大學博物館 


ブックサンタ2024

「文学フリマ東京39」での私のサークル・羊の時刻の売り上げの一部を握りしめて(当日の様子はこちら)、本屋さんで「ブックサンタ2024」に参加しました。

「自分が子供の頃読んだ本よりも、最近出た本が喜ばれる」 
「のりもの図鑑、スポーツの本が不足している」 

 などの事前情報を得ていたので、まずはそのへんの棚を物色してみたものの、私は乗り物にもスポーツにも詳しくないので良い本とそうでもない本の区別がいまひとつ分からず。
 ならば草花とか化石とかの図鑑がいいかな…と、理工書やアウトドア系の棚を見て回ってみるものの、どれも「これ」という決め手に欠ける気がして。
 30分くらい店内をうろうろした末に選んだ本は、

『地球の歩き方 ムー JAPAN 神秘の国の歩き方』 

 子供の頃「霊魂の重さは21グラム」とか、『あなたの知らない世界』とか、そんな話が怖いくせに大好きだったなーという気持ちが、ぱらぱらっと立ち読みした途端に甦ってきて嬉しくなってしまいました。
 発売は今年の3月とあったので、「最近出た本」という条件はクリア。
 レジに持って行って、

「ブックサンタでお願いします」 

 と申告したら、参加者特典のチラシとステッカーをくれました。

『ムー』ならではのぶっ飛んだ記事をそのまんま鵜呑みにさせるのではなく、『地球の歩き方』の立場からしっかりとまともな情報も載せてくれているので、あくまでも「こんなことあったら楽しいよね」というファンタジーなフィクションとして、楽しんでもらえるはず。たぶん。
 写真や地図がぎっしり詰まったこの本を読んで、この世に存在する場所にも、この世に存在しない存在にも、ワクワクしてもらえたらいいなと思います。

 考えてみれば、サンタだって河童とか砂かけババアみたいなものですしね。

蒙古襲来絵詞@國學院大學博物館

 渋谷駅ダンジョンを30分くらい半泣きで彷徨ってから、バスに乗って國學院大學へ。

 展示の目玉である《蒙古襲来絵詞》は撮影禁止。
 馬からほとばしる血しぶき、モンゴル・高麗連合軍の人たちのファッション描写。静かな迫力に満ちた大画面を目に焼き付けました。

「てつはう」は撮影OK。

不思議な形だなあと思ったら、フジツボが貼り付いているのでした。


meets! まつら

 松浦市の広報誌『meets! まつら』の元寇と水中考古学関係の特集号が展示されていて面白かったのですが、現物は品切れだったので、家に帰ってからPDFをダウンロードしました。情報量がすごい。
  元寇を特集した第18号と第19号、どちらも最後は松浦市のアジフライの話になっていて、おなかがすきます。

考古コーナー

 常設の考古コーナーも撮影可。

 連日満員御礼の「はにわ展」@東博に対抗するコーナー。おとなげない。

「うちにもあるぞ! 武人埴輪」と高らかに宣言する看板。

 手を差し出してる埴輪、つい握手したくなります。

教育テレビで歌を歌いそうなキャラ。

 埴輪の棺。模様がお洒落。

おみやげ

 品揃え豊富なミュージアムショップで、《賀茂競馬図屏風》の「やすらい祭」を描いた部分が表紙になっているオリジナル測量野帳(500円)を購入。充実した一日でした。


またね。

【おまけ】
 渋谷駅の東口を探して彷徨っていたら遭遇した岡本太郎の壁画。

 ハチ公のレリーフ。