新卒3ヶ月目、無職になって人生が楽しくなってきた話。
本日、2022年6月9日(木)は、私の無職記念日です。
昨日、6月8日をもって新卒で入社した会社を早期退職しました。
「無職」という響きにびくびくしながらも、これから進んでいく道にワクワクもしています。
そんな私の退職理由と、これからの計画をここで一度整理してみようと思います。
ポジティブでもあり、ネガティブでもある退職理由
まずは、私が退職した理由をお話しします。
今の青い私が考える理由ですので、社会人の先輩方にはもしかしたら怒られてしまうかもしれませんが……太平洋のような広い心でお許しください。
理由は2つあります。
(1)「将来、WEBデザイナーとして独立したい」という目標を達成するため、手を動かす勉強時間をより確保したかったから
前回の記事「23歳社会人1年目、フリーランスを目指すことにした」でもお話しした通り、私はWEBデザイナーとして独立する目標を持っています。
現在WEBデザインのスクール「デジタルハリウッドSTUDIO by LIG」に通い始め、実際に勉強を進めましたが、勉強時間と取り組み方に限界があることに気づきました。
その理由は2つあります。
通勤時間が車で片道1時間20分かかる
毎朝1時間半のサービス残業がある
特に、通勤時間がネックでした。
車での通勤ではもちろんスマートフォンやパソコンを操作することはできません。
Bluetoothをつかって講義動画の音声を流すなど、リスニング学習ができるようにしてみましたが、結局もう1度帰宅してから観ないと頭に入らず、結局そこまで意味がありませんでした。
また、まだ今はスクールに通い始めたばかりで座学的な内容が多く、しばらくはリスニング学習で進められるかもしれませんが、今後WEBデザインを勉強する上では自分でパソコン上で手を動かして学んでいくことが必須になることを考えると、どうしても車での長時間通勤は不利であると考えました。
とはいえ、この理由だけでこんなにも早く退職する決断をしたわけではありません。
(むしろ、こんな環境でも並行して勉強してWEBデザイナーになれた!といいたかったので、なんとか時間を捻出しようとしていました。)
早期退職の直接的な原因は、次の通りです。
(2)直属の上司からのいびりに精神的に耐えられなくなってしまったから
これが私にとっては一番辛く、「この会社で長く続けられない」と考えた理由でした。
まだ自分の中で上手く整理できていないのですが、直属の上司からの執拗な叱責に耐えられず、毎日泣いてはトイレに行き……の繰り返しでした。
実はちょうどトイレが上司の席の目の前にあり、気持ちを整理しようとトイレに逃れると今度は「なんでそんなに泣くんだ」と再度呼び出されて個室で怒られることもありました。
些細なことで執拗に怒られ、耐えきれず涙が出て、泣いたせいでまた怒られて、というサイクルがあったように思います。
私自身がきつい部活動とは無縁で、綺麗とはいえない言葉遣いやキツい話し方、そして怒られること自体に慣れていなかったというのもあります。
社会人経験の浅い私は、何もできないからこそ、怒られて当然だったと思います。
それでも、例えば「物の置く位置がずれている(本当は右におくべきものが左に置いていた)」ということで、「こんなところに置くのはあなたしかいない」「誰がそっちに置いていいと言ったんだ」などと必要以上に怒られることには耐えられませんでした。
(「こっちに置いてね、次からは気をつけて。」といえば済む話では?と思ってしまうのは私だけでしょうか……)
細かいことができてこそ大きなことができる、小さなことを丁寧にできる人が重要な仕事も任せてもらえる。そんなところもあると思います。
ですが、やはり注意する上で言わなくてもいい言葉で責め立てられるたびに心が傷ついてしまい、それが毎日続くことで精神的に参ってしまいました。
その直属の上司は、私が退職するという話が出て以降、私が朝と帰りに挨拶しても無視する、書類を手渡しても目を合わせず無言で取られる、仕事は無言で机に置かれる、指示は他の人を経由して伝えられる、などの態度をとっていらしたので、そもそも私のことが好きではなかったのかもしれません。
「ここで事務職として働くことで、独立したときに自分で事務管理ができるようになりたい」という目標はありましたが、私がやりたいことはWEBデザインであることは変わりがなく、ここで辛い思いをして事務を学ぶことよりもWEBデザインの勉強時間を確保したほうがいいのではないかという考えに至りました。
本来は6月末での退職という話でしたが、上長経由で本部と相談した結果「早めにやめた方がいい」という結論になり、予定より約3週間早い退職となりました。
これからの「一時フリーター計画」
さて、早期退職してしまったものは仕方ありません。
6月末退職が、6月上旬退職になったとて、新卒3ヶ月目で退職することには変わりありません。
そして、仕事についていようがいなかろうが、これからも生きていくことには変わりがなく、生きていくためにはお金が必要です。
いま私が考えている計画は、「WEBデザインスクールに通う8ヶ月間はパート・アルバイトとして働きながら勉強・貯金をし、スクールが終わり次第、WEB制作会社に転職活動を行う」というものです。
すでにフルタイムで働けるパート・アルバイトを探していますが、今回の退職理由からの教訓も踏まえ、下記の条件で探しています。
家から15分〜20分で行ける職場
フルタイムで働ける
まず、絶対譲れないのが通勤時間です。
田舎のため車通勤になるのは避けられないため、せめて短時間で到着できる職場にして、無駄な時間を省きたいというのが目標です。
次に、フルタイムという条件についてです。
正社員ではないとはいえ、フルタイムで働かないと、普通に生活した上で転職するための目標資金額を達成するのは難しいと考えています。
特に、東京のWEB制作会社への転職も考えているので、転職資金は50万円ほどを想定しています。
普通に生活した上で月5万ほど貯蓄しないといけないと考えると、勉強時間は確保しつつも、できるだけたくさん働けるところがいいなと思っています。
まず当面は生活のための就職活動と、将来のための勉強を並行しつつ、8ヶ月後の転職活動に向けて自分の考えを整理していこうと思います。
「甘え」た退職と過去の反省
さて、色々書いていきましたが、やはり社会人の先輩方からしたら「甘え」に過ぎないのだろうなと思います。
でも、私にとっては切実な選択で、これが自分の人生であるとも思います。
話が脇道に逸れることを承知で、ちょっと私の生き方の転換点について話してみたいと思います。
将来を考えるって、何?
私はこれまで「好きなことを選んでやっていけばいずれ道になる」をモットーに生きてきたような人間で、人生の岐路に立った時、その時の自分がいいと思ったことを選べば、将来何かしらに役に立つだろうという安易な考えの持ち主でした。
将来を見据え、逆算して考えて行動するようなことは一度たりともありませんでした。
そんな私が「このままじゃダメだ」と思ったのが、2020年の冬、大学3年生の時、新型コロナウイルス流行の影響で予定していた長期留学がなくなり、急遽就職活動を始めなければならなくなった時のことでした。
目の前の留学しか考えていなかった私は、将来のことなど1ミリたりとも考えておらず、急に降ってきた就職活動という「自分と向き合い将来を強制的に考えなければならない期間」にガンと頭を殴られる感覚になりました。
普通は大学生のうちから、卒業後に自分が何をしていくべきかを考え逆算してインターンに行ったり就職活動の準備をするものなのだと思います。なんなら、高校生の大学選びのうちから将来を見据えて考えるべきものであるのかもしれません。
でも、私は何も考えていなかった。
就職活動のスタートが強制的に切られた私は、何がやりたいかなんてわからず、資格もなく、できることも特別ありませんでした。
将来を考えて行動していた友達との行動の質・量の差に愕然としたことを、今でも強く覚えています。
将来を考える中で見えてきたもの
働くことについて、社会に着いて何も知らなかった私は、将来を考えるための素材が欲しいと考え、IT系スタートアップ企業で長期インターンを始めました。
その中で、病気になったり、地元に就職した末こうして早期退職をすることになったり、どう考えても失敗ばかりの私ですが、就職活動を始めてから自分について、将来について一生懸命考え続けていたことだけは事実です。
自己分析する中で見えてきたのは、
手に職をつけて「私にはこれができる」というものをつくりたい
自分で考えて、自分で決める生き方・働き方をしたい
ということでした。
前者については、就職活動時代に何も自分のアピールポイントがなかったことにショックを受けた経験からきています。
また、後者は、インターン先や就職先で働く中で見えてきた「自分が”生きてる”と思えるとき」の特徴であり、大学時代に(将来については深く考えなかったとはいえ)自分の挑戦したいことを自分で決めてやり遂げた成功経験からくるものでもあります。
結果的に、こうして「フリーランスのWEBデザイナーになりたい」という、やりたいことをとうとう見つけることができたのは、私にとっては大きな成果でもあります。
過去の、将来について長期的な計画を立てて行動できなかった私がいたからこそ、この目標においては逆算して行動し、絶対に目標を達成したいと思っています。
そんな背景があり、今回の早期退職は、私なりに過去の反省から将来のことを考えて起こした行動でした。
ただ、どんなことをいったって、仕事と両立しながら勉強している人がいたり、辛い上司のもとで耐えて成長している人がいるのは事実で、そんな方々からしたら私はそこから「逃げた」、「甘えた」人間であることは変わりません。
それでも、私は私の目標のために、私にとって最善な方法でなるべく進んでいきたいと思っています。
短絡的な考えを持っていた自分が、自分の将来に向かって行動できるようになったという成長を考えると、これから頑張るぞという気持ちと共に、どんなふうに進んでいこうかとワクワクする気持ちも湧いてきます。
ある意味、今の時点でも目標としている「自分で考えて、自分で決める生き方」になっているからなのかもしれません。
誰に言われたのでもない、自分で決めた早期退職。
これを絶対に後悔しない8ヶ月にしようと思います。
無職な私を楽しんで
いまは無職な私ですが、これから計画に向かってどんどん進んでいくつもりです。
今後は、就職活動の進捗や、WEBデザインスクールの勉強についても、自分の成長記録として載せていこうと考えています。
これからも応援していただけると嬉しいです。
はる
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