
フィットネスクラブでのトラブル対応-その2
初回訪問でトラブル解決できず、2日後にやってきましたフィットネスクラブ。
今回は相方を連れて2人で作業。加えて、定休日でもあるので午前中まで作業ができるという余裕な設定(前回の1時間よりはまだ…)。
原因を究明せよ!
養生マットを敷き、2台の脚立を立てて作業をしていると、元請けさんから電話が。
「なぜ照明が点かなくなったか、その理由も特定してもらえますか」と。
この電話があったので、まず原因究明に作業をシフトしました。
照明が点かなくなったエントランスから、かなり離れた点検口に脚立を据え、天井裏を確認。

相方に、点灯しないダウンライト下に脚立を立ててもらいます。
そして、前回切断した電源がきていない電線を揺らしてもらいます。
私は、少し離れた点検口の下に6尺の脚立を立ててのぼります。
そして、パナソニックの強力なスポットライトで天井裏を照らします。
相方が揺らしている1本の電線を特定するのですが、電線がめっちゃあるので、何本も電線が揺れています(笑)
どれだ、どれだ?
見つけました!
これだと思った電線を少し引っ張ります。
「この線?」と声をかけると、「それ!」という返答が。
つかんだその線を丁寧にたどっていきます。
さっきも言ったように、何本もの電線が絡むようにして同じ方向に転がっているので、間違って違う線を追わないように、慎重にたどっていくと…
あっ!原因特定!
犯人を特定!

なんと、ケーブルが一本外れている・・・
まさにこれが、エントランスの照明が全く点灯しなくなった原因です。
ご存知の方もおられるかもしれませんが、このケーブルたちが刺さっているのはワゴといって、ぎゅっと刺したら簡単には外れません。まず素人の方は外せないと思います。
それが外れているのはどうしてか?
最初の電気工事の施工の時に、刺し方が甘かった。もしくは、「ある工事」の際に回路を特定するために一時的に外して、戻すのは忘れたか?
あくまで予想なので、真相は分かりません。
何はともあれ原因が分かったので、まずは切断した電線を繋いで、抜けた線を差し込んで、バラしたスイッチを元に戻して、垂らした幾つものダウンライトを現状復帰します。
スイッチオン!

無事6灯のダウンライトが点灯しました!
今回は割とスムーズにトラブル解決できました。
原因が分からない電気に関係した事案がありましたらご相談ください。
お待ちしております。
おしまい。