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2019年6月、立憲民主党の足立区議会議員・小椋修平氏が日本の教育を憂うツイートを行った。
内容は、小学4年生の漢字ドリルに「軍国主義」的な内容の漢字が教えられていたというもので、3000いいね以上を獲得している。
たまたま見かけた小学4年生の漢字ドリルに唖然。
— おぐら修平(小椋修平)@足立区議会議員・立憲民主党 (@ogura_shuhei) June 30, 2019
「勇ましい軍歌」
「強いてきと戦う」
「兵隊になる」
なんだこれは?軍国主義教育かと疑う内容。 pic.twitter.com/VbFkd6RBce
同調者たちのツイート。
なんだこれ!
— 🕊️昇龍まだ3才🕊️ぽにょん (@hirakuumenohana) July 1, 2019
安倍の命令か?
責任者出てこい😡😡😤https://t.co/CjaysgsF06
防空頭巾???
— ごく普通の会社員 (@normal_worker_s) June 30, 2019
2・3問を除いて全部戦争に関わる文節だろう。何やってんだ?小学校4年生の漢字ドリルまで軍国教育か? https://t.co/m2caFe1wfZ
長い時間をかけて自民党が国を壊してきたんやなぁ。もうヤメろよ! https://t.co/iJkJWSxWHE
— イヌイジュン (@inu1guyatone) July 1, 2019
ホントですか!
— 佐藤利明(娯楽映画研究家) (@toshiakis) July 1, 2019
もう、ここまで来てるのか! https://t.co/cy8gYNJMpe
え?一昔前ならありえない。
— 🌈BASIL💙💛🌻 (@basilsauce) June 30, 2019
こんなところからじわじわ工作されてるんだね。 https://t.co/MKntENLIlb
もちろん、漢字ドリルが子供たちに軍国主義教育をしようとしているのではない。
漢字ドリルというのは教科書準拠の場合、国語の教科書に採用されている作品の文例が使われるのが普通である。そして小中学校の教科書にはしばしば戦争文学・反戦文学と呼ばれる、第二次大戦中の生活の困窮や戦災の悲惨さが描かれる作品が採用される。『ちいちゃんのかげおくり』などはその代表的な作品だ。
このドリルもおそらくそれだけの話だろうというツッコミが、同調者以上に数多く殺到した。
果たしてこの漢字ドリルの例文も同様に、今西祐行による代表的な戦争文学作品『一つの花』から採られたものであった。
つまりこの立憲民主党議員およびその同調者たちは、戦争アレルギーをこじらせるあまり、愚かにも反戦文学に使われる熟語にすら「言葉狩り」の刃を向けてしまったのである。
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