つゆむしのきみ
潤い満ちる葉上の舞台で
茄子の花芯を喰むのは
初見参のつゆむしのきみ
小さな朝露を散らした緑の薄衣
小刻みに震わせる繊細な触角
優美に折りたたまれた長い脚
クチクチとおちょぼ口を動かして
公家のごとく上品な出立ち
盛りを過ぎた夏野菜の畑に息づく
儚くもたくましい小さな生命
夏から秋へと移ろう
季節のあわいを愛でるように
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潤い満ちる葉上の舞台で
茄子の花芯を喰むのは
初見参のつゆむしのきみ
小さな朝露を散らした緑の薄衣
小刻みに震わせる繊細な触角
優美に折りたたまれた長い脚
クチクチとおちょぼ口を動かして
公家のごとく上品な出立ち
盛りを過ぎた夏野菜の畑に息づく
儚くもたくましい小さな生命
夏から秋へと移ろう
季節のあわいを愛でるように
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