「英検1級単語”shackle”題材:日本は防衛費を増やすべきか?!」
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「英検1級単語”shackle”題材:日本は防衛費を増やすべきか?!」
2023/10/28
本日は”shackle”という単語に注目します。
例文は、重めというか、政治や外交・防衛に関する、内容を扱いたいと思います。
shackle
日本語訳の例→(囚人を捕らえるための)足かせ・何かしらの制限・(自由な行動を)縛るもの
英英辞書→(1)the limits put on your freedom and happiness by something (2) one of a pair of metal rings joined by a chain that are used for fastening together a prisoner’s hands or feet, so that they cannot move easily or escape
例文
・She found herself in a dark cold cell with chains around her wrists and shackles around her ankles.
彼女は暗い独房の中で、手首には鎖、足首には足かせをつけられていた。
・Society is going to throw off the shackles of racism and colonialism.
社会は人種差別と植民地主義の束縛から解き放たれようとしている。
・(今日の核となるやや長めの例文です)(イギリスのニュースサイト:thetimesから引用しています)(2023年1月の記事)
https://www.thetimes.co.uk/article/8371572c-926a-11ed-8b99-f233af7a7956
In many ways, Kishida’s conservative Liberal Democratic Party is far ahead of its own public in its enthusiasm to thrown off its pacifist shackles. Polls show that although the Japanese public is anxious about China and North Korea and believes in stronger defence, many remain cautious about risking Japanese lives in military engagements in the wider world.
多くの点で、岸田氏の率いる保守的な自民党は、平和主義の束縛を解き放とうという熱意において、国民よりはるかに先を行っている。世論調査によれば、日本国民は中国や北朝鮮を憂慮し、防衛力の強化を信じてはいるが、広い世界での軍事行動に日本人の命を危険にさらすことには慎重である。
これについての個人的感想
何だか国民がちょっと馬鹿にされているような気がしました。自分は公民や日本国憲法を学び直す中で、平和主義は尊いものだと思っているが、この対外的な機器が叫ばれる現代においては、”to thrown off its pacifist shackles”「解き放たれるべき束縛」という扱いになってしまっているのは、複雑というか残念な思いです。
興味深い単語について
・far ahead of…→…のはるか先を行く(先にある)
・throw off shackles→足かせを放つ・解き放つ(イメージがわかりやすいと思います)
・pacifist→ pacifism の意味を知る、平和主義に近いと思いました。→pacifismの英英辞書の定義→the belief that war and violence are unjustifiable and that all disputes should be settled by peaceful means. (戦争や暴力は不当であり、すべての紛争は平和的手段によって解決されるべきだという信念。)
今回この件についてChat GPTさんに相談してみました。
すると、今回の件を考える上で、いくつか考えるべきポイントを整理してくれました。例えば、国際的な状況の変化・平和主義の原則・外交的解決策などなどです
写真→
それをもとに以下僕の感想というか意見
近年中国や北朝鮮が脅威となる中で、防衛費を上げた方が良いという意見はある程度理解できますが、防衛費を上げることで、日本が中国や北朝鮮を刺激し、彼らの反発を招き、さらなる軍事的圧迫(日本海近海での軍事演習やミサイル発射による威嚇行為など)を今後受ける可能性が増す心配があります。行く末には、日本がより直接的な軍事攻撃を受けて、一般の国民に被害が及ぶのではないかという恐怖もあります。なのでそうしたリスクを上げないために、防衛費の増額には慎重であるべき、もしくは反対であるべきだと思います。
また、そもそも防衛費の増額は、自衛隊などの防衛力を実質的に強化していくことになり、防衛するというよりも、相手に反撃・攻撃する、という方向に日本の外交政策が転換しないかが心配ですし、憲法9条に定める平和主義の原則に違反すると思います。
はい、かなり真面目な感じになってしまいましたが、考えるべき大事な話かと思いました。