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英英辞書を使う意義について「TOEFL単語、indiscriminate「無差別な」とは??」

2023年8月3日 木曜日
お元気ですか

なんとなく英語の勉強をしていて、また、教えていて、本当はあまり分かってないのに、分かった気になっていることが多いなと、自分自身に対して思うことがあります。それは生徒さんから、「それはどういう意味?」(単なる日本語訳だけでなく、実際の文章や会話での意味合いや、ニュアンスについて)聞かれた時です。

英単語も、知ったふり、発音も意味も大体わかる、だから「分かっている」、だけど本当にそうなのか? 自分を疑います。だけどすぐに「分かったふり」をする、聞いている人も、いちいち突っ込まない場合が多いです。すると「分かったふり・実はあまり(単語の実際の文章の中での意味や、ニュアンス、どう言う場面で使われることが多いかなどについて)分かってない」ことが放置されてしまう。
なので、これに少しでも抗うために、僕は英英辞書を使います。英単語の意味がより深く理解できる(気がする)のです。この過程が楽しい。

例えば、
単語帳などで勉強すると、英単語=ピッタリハマった日本語訳がある、と錯覚してしまう。
しかし実際(僕の体感で)は、こんな感じだと思われます。


たまたま重なる部分があるに過ぎず、完全一致は無さそう

例えばTOEFLの単語を勉強中に、indiscriminate「無差別な」と言う単語に出会ったことがありませんか?そして「無差別な」と言う日本語訳をとりあえず覚えたはいいが、実際の意味合いやニュアンスや使用例について、よくわからないなぁ、と言うことがありませんか?僕はしょっちゅうあります。indiscriminate「無差別な」かぁ、なるほどね!(実際は、表面的な日本語訳以外には使い方も意味合いも全然分かってない!!涙)という感じです。

そこでふと考えます。これはどう言う意味での「無差別」なのかな?と疑問が湧いてきます。誰にでも分け隔てなく、と言う良い意味なのか?攻撃に使うような、誰でもよい、ような、ネガティブな意味なのか?と言うことです。日本語訳だけでは意味をつかみきれないなぁと思うのです。

なので英英辞書(オックスフォード・ロングマン・ケンブリッジ・コウビルドなど)を引きます。
例えばコウビルド英英辞典(Collins COBUILD Advanced Dictionary of English)を引くと、”If you describe an action as indiscriminate, you are critical of it because it does not involve any careful thought or choice. [DISAPPROVAL]”とあります。ここで大まかなニュアンスを掴みます。you are critical of it、と言うことは「批判的」とか、あまり良く思ってない、と言うことかなぁ
、なるほど、そう思う理由は、「あまり考えられていないから」なのか、、(少しずつ、ぼんやりしていた英単語のイメージがより明確になっていきます)

その後に [DISAPPROVAL](不賛成・非難・反感、のようなマイナスの意味)とあります、これもニュアンスを知るのに大切ですね。この単語が使われるときは、原則、その事柄について、あまりよく思っていない、否定的な時に使うんだな、ということがわかります。

実際の例文やフレーズ、”indiscriminate attack(無差別攻撃)”とか”indiscriminate use of fertilizers(肥料をやたらに使うこと→この訳し方も、一つに決めるのは難しいと感じます)”などを見て、実際の使われ方もだいぶ、ヒントになるなぁ と言う感じです。

今回は”indiscriminate”という単語を英英辞書によってより深く理解する方法について書きました。今後も英英辞書を使って単語の意味と使い方を探っていきましょう!

お読みいただきありがとうございました!一緒に単語学習しませんか?単語テストをやらせていただきます!

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