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弱者を切り捨てないイギリス【孤独をめぐる冒険vol5】

『孤独は社会問題』多賀幹子著によれば、
イギリスには弱者に対して
いろいろな仕組みがあるという。

まず、街には、
チャリティーショップが
あちらこちらにあるらしい。

道路の中央には「島」という
避難場所があり、
高齢者もゆっくり渡れる。
さらに島までいくときは右だけ、
島から進むときは左だけみれば
安全に渡れる仕組みだ。

駅は人々の生活を
邪魔しないように端にできている。
だから踏切もなく、事故もない。

そして私が一番、驚いたのが、
スーパーのレジ打ちは、
みんな椅子に座って
打ってるということ。

そんなこと?
と思うかもしれないが、
日本ではお目にかかった
ことがないし、わたし自身、
疑問に思ったこともなかった。

でも、なぜ?立ってるのだろう・・・・

座ることができれば、
足の不自由な人の職場となることも
可能なはずだ。

そんなところに疑問をもち、
実行に移すイギリスが
少しうらやましい国に思えてきた。

まだまだイギリスのよさは続く。

図書館では無料で
認知症のプログラムが開かれる。

感覚に敏感な人たちを対象とした
映画では、予告編はなく、
すぐに本編はスタートする。

一部のスーパーでも
9時~13時までは
感覚に敏感な人たちへ
配慮し、音声を流さない
専用の時間にしているという。

昔、林望(=通称・りんぼう)先生の
『イギリスはおいしい』
『イギリスは愉快だ』など本を
読んだ記憶があるが、
根っこを徹底的に考える
イギリス人ならではの
取り組みなのだろう。

また、こういう背景があるから、
孤独に対してもいろいろと応用が
効くのだなぁ、と思った。

ただ、他人の芝生の青さばかりに
目を向けても仕方がいないので、
日本の話に進もう。


*週1、2回ペースで書いてゆきますので、よろしくお願いします。またnote初心者なので、作法等はわかっておりませんので、いましばらくは容赦ください。


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